みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。
東京で開催された高校セミナー。
今年のテーマは、「K12を意識することで実現する生徒が登校したくなる学校づくり」。
参加者は100名を超え、大盛況で幕を閉じました。
講師の長谷川博之先生の講座は、「来る価値のある学校づくり」です。
冒頭で、長谷川先生は、「お説教で子どもを変えるのではなく、授業で教えていくこと」の大切さを話してくれました。
小学校に比べて、子どもたちとの関わりのほとんどが授業であることから、授業で人間関係をつくっていかなければならない。
中高の教師こそ、「授業力」が必要なのだと話した上で、中1教材「星の花が降るころに」を使って、解説を交えながら授業をしてくれました。
長谷川先生が教えた子どもたちは、つい半年前まで小学生だったとは思えないほどの分析の力をつけていました。
とくに驚いたのが、物語の冒頭に出てくる「二人で木に閉じ込めらた」と、最後の一文である「私は銀木犀の木の下をくぐって出た」が対になっていることに、気付いたことです。
「お説教ではなく授業で変える」ことを事実をもって示してくれました。
来年の開催は、北海道です。
高校の先生はもちろん、今回参加した多くの先生方が、来年の開催を待ち望んでいると思います。