みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。
講師に、伴一孝氏、椿原正和氏、長谷川博之氏の豪華講師陣を迎え、
夏の向山型国語教え方教室は、参加者400名を超える大盛況のセミナーとなりました。
セミナー開始前の第0講座。
なんと、本番が始まる前から、長谷川氏の実践を学ぶことができました。
長谷川氏の中間層の子ども達の育て方。
講座の中で多くのヒントをいただけたことと思います。
参加された先生方と共に、明日からの実践に生かしていきたいですね。
さあ、いよいよ講座本番。
長谷川氏は、授業を2つも見せてくれました。
1つは、「赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり」の授業です。
この授業は、今まで多くの先生方が、セミナーであつかってきました。
そのため、授業を受ける前から、句の情景が頭の中に浮かんでいた先生がたくさんいたことと思います。
しかし、長谷川氏の授業を受けることによって、句の情景が一変しました。
読めているようで読めていなかったのです。
読めていなかったのは、次の授業、「走れメロス」も同じです。
知っているつもりだったのですが、長谷川氏が発問するたびに読めていなかったことが明らかになっていきました。
メロスの人柄、王の性格、起承転結の分け方等。
ここまで突き詰めて考えていくのかと、感動を覚えました。
一緒にセミナーを受けていた先生方も、
長谷川氏の分析を知り、教材研究の概念が変わったことと思います。
分析批評のコードはもちろん大切なのですが、その先があることを示していただいたからです。
このように、上のレベルを知っているからこそ、その後の教材研究の質が少しでも上がるのだと思います。
約3時間の講座が、あっという間に感じました。
来年は、会場で直接講師の先生方の授業を受けたいですね。
コロナ感染が収束し、フィジカルなセミナーが行えることを楽しみにしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿