10/30/2022

2022.10.30 長谷川博之セミナー北海道@ハイブリット

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

先週の福岡に続き、今週は北海道。
長谷川先生は、毎週末日本全国を飛び回ってセミナーをされています。
北海道での現地開催は、コロナの影響があり2年ぶりとなりました。
現地で直接長谷川先生のお話を聞いた先生は、口々に言います。
「長谷川先生に、元気をもらえた」
「直接お会いして、学びの熱をもらえた」
オンラインのよさもありますが、やっぱり直接お会いして話を聞くに勝るものはありません。

第一講座から第三講座までの1時間。
ノンストップで、長谷川先生はご自身の最新実践について語り尽くしてくれました。
お話のメインは、林間学校でした。
スキー合宿から林間学校へ変えたこと。
キャンプファイヤーや薪割り等、今まで語ったことのない運営の仕方について教えてくれました。踏襲型の現場の実践ばかりを行ってきた私にとって、ここまで子ども達のためにやりぬく長谷川先生の実践を目の当たりにして、子ども達の変容の感動はもちろん、自分自身の仕事について見なおすきっかけをいただけました。
参加者のみなさまも、きっとたくさんの学びをいただけたことと思います。

続いて、長谷川先生が実際に行っている校内研修の講座です。
事務局が授業をして、参加者が職員役となって再現されました。
研修内容は、もちろん模擬授業研修です。
それも、参加者の誰もができるやり方で示してくれました。
「このような研修内容だったら楽しく続けられる!」と、
参加者のみなさんも考えたことと思います。
私も職員に押し付けるのではなく、楽しく研修ができる形をつくっていけたらと自分の学校研究と照らし合わせて考えました。
多くの学校で模擬授業研修が行われる。
授業の力を高める価値のある研修が行われる。
そんな現場を増やしていきたいですね。

第8講座の国語の授業。
「すがたを変える大豆」という小学校の説明文教材をジャムボードを使って授業してくれました。
段落を並びかえる場面。
教える側の教師が悩むという体験から、学びの足りなさを痛感された先生方もいたのではないでしょうか。
子どもの力を伸ばすために、もっともっと学ばなければならない。
ICT機器を使った授業にも挑戦を続けなければならない。
たくさんの気付きをいただけました。

続く講座は道徳。
今回は、通信を扱って授業を展開する内容でした。
「大谷の凄さを伝えても、子どもは変わらない」(文責:野口)
長谷川先生の言葉に、参加者の先生方も共感されたと思います。
今、リアルタイムで起こっているクラスの実態に切り込んで、問題と思っていない問題に切り込んでいく。
だから、長谷川学級の子ども達は変容していくのだと、道徳の授業を通して学ばせていただけました。
日記と通信を連動させ、道徳の授業で活用する。
実践していきたいですね。

10月は、毎週末に長谷川先生のセミナーで学ぶことができる怒涛の一カ月でした。
参加者にとっては嬉しい限りですね。
次のセミナーまで少し時間があきます。
今月の学びをインストールして現場に生かしていきたいですね。

10/29/2022

2022.10.22 第83回向山型国語教え方教室 in 福岡

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


83回目の向国教室は、福岡で開催となりました。

谷先生、椿原先生、長谷川先生の超豪華講師陣。

そして、TOSS最高顧問の向山洋一先生のお話を直接聞けるとあれば、

セミナーが始まる前から、ワクワク、ドキドキと胸躍る気分だったのではないでしょうか。


第一講座の模擬授業。

「向山実践の再現」に立候補した若い先生方の授業に、会場の熱気も高まります。

コメントをするのは長谷川先生です。

その場で代案をいただき、もって帰ることができる。

やはり、セミナーでは授業に立候補した参加者が一番勉強になると思いました。

第二講座も模擬授業。

今度は事務局による授業です。

こちらも若手の先生方が多く、授業の腕を高めようという熱意を感じました。

会場参加した先生方は、学ぶ意欲をもらえたことと思います。

椿原先生にコメントをもらうことができ、ここでもやはりセミナーの場で授業をすることの大切さを実感させられました。


ここからは、講師の先生方の講座です。

椿原先生は、小学校2学期教科書教材をもとに、図読法について解説してくれました。

何度教えていただいても、新しい発見をいただけます。

あえて小学校2年生の教材を使うところは、20分という枠の中で参加者にわかりやすく伝えるための事務局側の考えだったのではないかと思いました。

参加者目線で講座を考え、講師の先生に話していただく。

少し目線を変えると、支える側の事務局の仕事も勉強になります。


続いて、長谷川先生の授業です。

椿原先生、長谷川先生と続く講座群。

この時点で、なんと贅沢な時間を過ごしているのかと考えてしまいますね。

長谷川先生の講座も、教材に驚きました。

6年生の教え子が、半年後にはこのような長文を読み、分析するのだと学びました。

「対」の分析で、見えなかったことが、見えるようになりました。

また、「対」を教える際も、やはり1枚ものの紙がいいです。

「対」が浮かんできました。


そして最後はTOSS代表、谷和樹先生の講座です。

参加者した多くの方が、向山先生の実践を「曖昧に覚えている」ことを痛感したのではないでしょうか。

谷先生の講座で学ばせていただき、曖昧な記憶で実践してはいけない。

向山先生のご実践を、正確に記憶し、追試しなければ、後から続く若い先生方へ伝えることができないのだと思いました。


セミナー懇親会の場では、節目となる100回目の向国のお話もありました。

100回目も今日参加された先生方と一緒に参加し、常に新しい学びをインストールし続ける自分でありたいと思いました。


次の長谷川先生のセミナーは、北海道で行われる単独セミナーです。

担任をされている長谷川先生から、最新実践をお聞きすることができます。

今から楽しみですね!

10/13/2022

202210.8 向山塾in仙台

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


向山先生にお会いすることができる。

向山先生を追いかけ、学び続けてこられた

谷先生、長谷川先生、小嶋先生のお話を聞くことができる。

1日にたくさんの学びをいただけるセミナーが向山塾です。


向山先生のお話で、特に印象的だったのが次です。

『学級で一番しんどい子を大切にする』

今までに、何度も何度も教えていただいてきたことですが、

もしTOSSで学んでいなかったらきっと「この子さえいなければ」と、

間違った考えで一生を終えていたことと思います。


具体的な指導についても、

大切なことを教えていただけました。

その1つが、机間指導です。

以前、長谷川先生に、

「期間散歩になってはいないか」

とセミナーで教えていただいたことを思い出しました。

教えていただく前の私は、机間指導をしている際、

書いているかどうか確認してはいましたが、

それより上のレベルを考えようともしませんでした。

向山先生、長谷川先生は、歩いて見て回り、

子ども達の書いたノートを覚え、その後の授業を組み立てを

変えていくのです。

そんな高みには辿り着けませんが、

子どもが書いたノートを覚えることで、

学級で一番しんどい子を活躍させることができるのでは

ないかと思います。

今日のお話を聞いて、参加された先生方の意識も

研ぎ澄まされたのではないでしょうか。


続いて、長谷川先生の講座。

「学校を変えていく指針は、子どものためになっているか」

と学校改革の肝の部分を教えていただけました。

長谷川先生の授業、学級経営、学校経営。

すべてが「子ども」を出発点にしています。

先程の向山先生の言葉。

『学級で一番しんどい子を大切にする』

とも重なります。


教師のしての生き方。

大切な根っこの部分である土台をかためる

学びをいただけるのが、向山塾なのだと改めて感じました。


次の向山塾ではどんなお話を聞くことができるか。

今から楽しみですね。