10/16/2021

2021.10.16 第8回長谷川博之セミナーinつくば

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



ハイブリッド型で行われた今日のセミナー。

私は会場で参加させていただいたのですが、はやりライブはいいなと思いました。

講師の長谷川先生の授業、その対応が目の前で展開され、参加者の反応を肌で感じられます。

学校現場の疲れも吹き飛び、明るく楽しい気持ちになれたのは、私だけではなかったはずです。



第1講座の生徒指導。

4階建て理論の1階部分を、これまでのセミナーで行われた講座よりもさらに深堀りして語ってくれました。

教師、人間の器を広げ、かっこいい大人として子ども達の前に立つために、もっともっと勉強しなくてはならない。

学んだことを生かして、自分自身の学びを変えていきたい。

長谷川先生が生徒指導で悩む全ての先生の指針を示してくれました。



続いて授業の講座。

長谷川先生のライブ授業を楽しみにしていた参加者はたくさんいたことと思います。

扱った教材は、2つの俳句。

「戸をたゝく狸と秋を惜しみけり」

「赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり」

長谷川先生が授業をすると、まるで別物の教材に生まれ変わります。

討論ともなれば、自分の考えが言いたくて言いたくて仕方なくなります。

今日もたくさんの先生方が自分の考えを発表し、会場は一気に知的な空間へと変わりました。



まだまだあります。

異動1年目の長谷川先生の学校改革講座。

30事例を示し、会場とZoomの両方から、質問が飛び交いました。

ローテーション道徳や登校指導等、次々と行われる学校改革に驚きの連続でした。

とても長谷川先生のようにはいきませんが、勤務校の子どものために1つでも改善できるよう声を上げていきたい。

ここでも多くの先生方が、長谷川先生に「熱」を分けていただけたのだと思います。



辛い現場で働く先生も、長谷川先生に会い、お話を聞くだけで明るい気持ちになれる。

自分にできることを1つでも行おうと、一歩踏み出す勇気をもらえる。

参加した先生方が、みんな笑顔で帰っていく姿が印象的でした。



来年もつくばの地でセミナーが行われることが決まりました。

コロナが収束し、もっとたくさんの参加者のみなさまとセミナーの感想を交流できる日がくることが待ち遠しいですね。

10/10/2021

2021.10.10 第7回 長谷川博之セミナー in 山形

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。



昨日の向山塾に引き続き、長谷川先生が山形のセミナーへ登壇されました。

今日のセミナーは、単独のセミナーです。

長谷川先生のお話を、たっぷり、なんと2時間半も聞くことができました。



目玉の1つ。長谷川先生の学級経営。

サマーでお披露目となった「4階建て理論」について、1階の部分をさらにつっこんで教えていただけました。

多くの現場では、1階がぐらぐらした状態なのにもかかわらず、直接4階部分から攻略しようとしているから上手くいかないのだと、お話を聞いてさらに理解が深まりました。

私は、まずは自分の悪いところを直すことが先なのだということを再確認できました。

参加された多くの先生方も、きっと新しい発見があったことと思います。

1階部分を攻略し、2階、3階と、そして4階へと手立てを広げ、学級を成長させていきたい!

長谷川先生のお話を聞いて、さらに学級を成長させていきたいという「熱」をいただけたのではないでしょうか。



続いて、道徳授業。

どのセミナーでも一度もやっていない「南正文さん」の授業を見せていただけました。

両手を失った少年から、子ども達に「生き方」を考えさせる感動的な授業です。

長谷川先生の道徳はいつもそうなのですが、必ず目頭が熱くなる瞬間があります。

私が長谷川先生の道徳を追試したときでさえ、子ども達が集中して話を聞いてくれます。

見た人の心に刺さる言葉の数々。

教科書教材の何倍もの力で子ども達の心に響くこと間違いなしです。



最後にお伝えしたいのは、「論理的思考入門 三段論法」です。

オックスフォード大学の入試問題を切り口に、三段階で構成される論理的な話し方の授業を教えていただけました。

私は、子ども達に話す力をつけるために、ただなんとなく発表をさせていたことが恥ずかしくなりました。

このような具体的な型を示してあげるから、子ども達に話す力が身に付いていくのだと思います。

ここでしか聞くことができない貴重なお話を聞かせていただけました。



来週は、茨城でフィジカルセミナーが行われます。

久しぶりのライブ。

茨城へ行って長谷川先生のお話が聞けると思うと、一週間後が楽しみです。

2021.10.9 向山塾in青森

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

昨日、秋の向山塾が開催されました。

先日郵送された「新実物資料集」とリンクする内容に、参加された先生方の学びも深まったことと思います。



TOSS代表の谷先生の講座でとくに印象的だったのが、向山先生のシャード―イングです。

向山先生の発問・指示に合わせて言ってみると、その早さに驚かされました。

早いけれど、短く的確な言葉を選んで繰り出されています。

だから、子ども達が理解できるのだと思いました。

谷先生がもう1つ取り上げて下さったのは、向山先生の目線です。

映像をよく見ると、目線が移動している場面がありました。

子どもの一瞬の動き。まさに髪の毛1本の変化も見逃さない授業力に驚かされるばかりです。

このように、谷先生の講座では、向山先生の授業映像から、一人で見ているだけでは気づかないポイントをたくさん解説していただけました。学んだことを1つでも実践し、自分の授業力にしていきたいですね。



続いて登壇されたのは、長谷川先生です。

講座は、ある中学校で行われた体育祭のお弁当のお話から始まりました。

その概要は次の通りです。

ある中学校の体育祭は、村中をあげてのおまつりのようである。家族みんなが朝早くから学校に集まり、よい場所をとる。お昼は生徒が家族のところに行き、一緒に食べる。
A男は、病気の父親から500円を渡され「うどんでも食べなさい」と言われたという。母親はすでに亡くなっている。A男は担任の先生に「うどんを食べに外に出てもいいか」と申し出た。学校の規則には「一度登校したら学校から勝手に外に出てはいけない」という規則がある。

このような状況で、向山先生だったらどのような対応をされたか。
また、長谷川先生だったら。

私も同じ状況だったらどうするかと考えましたが、思いついたのは「下の策」でした。

向山先生や長谷川先生の考え、子どものことを考える懐の温かさに感動しました。

これはお弁当に限ったお話ですが、このような温かな対応を知っていれば、別のケースにも対応できるのだと思います。

その後、長谷川先生が実際に経験された事例を紹介してくれました。
「向山型」対応が、様々なケースで応用できることを学ばせていただきました。



谷先生と長谷川先生のお話をたっぷり聞けた向山塾。

次回は、冬の向山塾です。

それまで、今日の学びを生かし、学級を1歩、2歩と少しでも成長させていきたいですね。