12/30/2021

2021.12.29 長谷川・小嶋 Wセミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



冬休み第二弾!

長谷川先生と特別支援教育のスペシャリスト・小嶋先生がW登壇されるセミナーが行われました。

毎年年末の恒例ともなっているセミナーです。

リピーターはもちろん、新規参加者を含め、なんと
200名もの参加者が集まりました!

年末の忙しい時期です。

しかし、お家でゆっくりと考える方も多いこの時期だからこそ、学びにくることに価値があるのだと思います。

学ぶ意欲に燃えた参加者と長谷川先生・小嶋先生がつくり出す学びの空間に、セミナーは終始大盛り上がりでした。



第一講座。

TOSS副代表のお二人が語る仕事術は圧巻の内容でした。

膨大な仕事の量を、毎日のように行われる会議に加え、週末にはセミナーもこなしながら、日々笑顔で過ごされている。

お二人の仕事があって、私たちは学ぶ機会をいただけることに感謝の気持ちが湧いてきました。



続いて、小嶋先生と長谷川先生の学級経営の秘訣が語られました。

お二人の学級経営は、すでに異次元の世界です。

どこの学級にでもいる「やんちゃ」と呼ばれる児童・生徒はいて当たり前。

想像を絶する環境を経て出会った子ども達とのやり取りを聞いていると、自分の目の前にいる子どもが何とも可愛く見えてきたのは、私だけではなかったはずです。

きっと、多くの参加者が、3学期にあれをやりたい、これをやりたいと、具体的にイメージをふくらませながら、お二人のお話を聞いていたことと思います。

私も、やんちゃなあの子には、この支援をしてあげたい。

寡黙なあの子には、休み明けにこんな話をしてあげよう。

お二人の話を聞いていると、次々とアイデアが浮かんできました。



次に行われた授業の講座。

お二人の授業はまさに「高段の芸」!

そっくりそのまま追試することは不可能です。

しかし、自分の授業を改善するポイントを学ぶことは可能です。

例えば、子供が熱中するのはどんな発問なのか。

子役の発言、発表のさばき方。

などなど。

見る視点を絞っていけば、自分の授業を改善する秘訣を学ぶことができると思います。

会場の参加者のみなさまがペンを走らせる姿に、私も学ぶ意欲、熱をいただけました。



冬休みに入って数日たちますが、こうして長谷川先生のセミナーに参加し続けることで、学びの熱を絶やさずにいられます。



次回、第3回は年明けです。

また、多くの参加者のみなさまと出会い、学びを共有できることを楽しみにしております。

それではみなさま、良いお年をお過ごし下さい。

12/26/2021

2021.12.26 中学JAPANセミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

TOSS中学最前線の実践が聞ける!

中学JAPANセミナーが、先程終幕しました。

高段者の先生方の授業を体感できる年に1度のセミナーは、ZOOM参加者を含め大いに盛り上がりました。



国語分科会においては、長谷川博之先生がいくつかの俳句をあつかって授業をされました。

第一発問。たった一つの発問で、脳がフル回転しました。

子役の先生から意見が出されるたびに、俳句の情景が次々と浮かんできたのです。

長谷川先生の授業では、ほとんど説明がありません。

子供から出された意見で、授業が進んでいきます。

無駄のない発問と指示。

その1つ1つが学びでした。



全体会も目が離せない展開が続きます。

染谷先生、井上先生、谷先生、長谷川先生、向山先生。

超豪華講師陣による講座を受けることができました。

気づけば講座が終わっていたと感じるくらい、あっという間に時間が過ぎていきました。

全体会においても、長谷川先生の授業がとても印象に残ったという参加者も多かったと思います。

百人一首、万葉集等、古くから使われている教材から始まり、向山先生のいろはうたの授業へつながる。

この部分が布石となり、最後の場面で感動的な展開が待ち受けていました。

いくつも出てきた授業のパーツが、最後の最後で組み合わさる感動的な授業でした。

言葉では伝えきれない感動を、参加した多くの先生方と共有できました。



中学JAPANは、冬季休業最初のセミナーです。

これからも長谷川先生が登壇せれるセミナーは、まだまだ続きます。

なんと、次回は明日27日(月)に行われる「第1回 志士舞オンライン授業技量検定セミナー

」です。

受験者の授業に対して、長谷川先生がどんなコメントをされるのか。また、どんな代案がとび出すのか。今から楽しみですね。

12/11/2021

2021.12.11 思春期生徒の心をつかむ!第13回TOSS埼玉セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



年に1度のこの日がやってきました。

埼玉県が誇る有段者の講師が一堂に集う、TOSS埼玉セミナー!!

TOSS埼玉代表の木村重夫先生、日本一の理科教師の小森栄治先生、困難校を授業で立て直す長谷川博之先生。

お一人お一人が、単独のセミナーを行う技量をもった講師の先生です。

参加者は100名を超え、先程大盛況で幕を閉じました。



木村重夫先生の算数の授業では、「ノートがきれいに書けると生活が落ち着く」ことに衝撃を受けました。担任している子ども達のノートを思い返すと、やんちゃな子の顔が浮かんできました。

具体的な方法については、セミナーに参加された方にしかわからないと思います。この機会を逃してしまった先生方にも、ぜひ知っていただきたい内容でした。

さらに、2年生の算数の授業を、教科書を使って実際にやって見せてくれました。

「自分だったらどう授業するか」と聞いたときに思い浮かんだ指導は、木村先生の授業内容に比べて雑で、子どもを落ちこぼしてしまう指導であったと反省しました。2年生という学年を考え、わからない子を生まない指導の丁寧さを学んだ参加者も多かったと思います。



続いて小森栄治先生の授業。「理科は感動だ」の意味が、これでもかと分かる、伝わる授業内容でした。

「ヘッドアースモデル」という太陽と月の位置や方角、月の満ち欠けや日食、月食までわかってしまう授業の方法を示してくれました。

太陽が東から昇るように見える仕組み。

月の満ち欠けの理由。

日食と月食が見える訳。

今まで暗記させられてきた内容が、実験を通して楽しく学べました。

こんなにも楽しい授業を受けられる子ども達は幸せだと思います。

こんなにも驚きや新しい発見がある授業を受けられる子ども達の教室は、いつも明るく、いじめや荒れなど起こりえない環境になるのだと、授業の大切さが身に染みてわかる講座でした。



最後にご紹介するのは、長谷川先生の講座です。

どの講座も紹介したいのですが、1つ選ぶとするなら、本日のテーマになっていた「思春期生徒の心をつかむ」内容です。

長谷川先生は、「思わず笑ってしまう対応」(文責:野口)を教えてくれました。

例えば、給食指導。

ここあげパンが出たとき、長谷川学級ではこんなにも楽しいひと時がクラス全員で共有されるのかと、驚きました。

続いて、帰りのホームルームでの対応。

長谷川先生のたった一言で、学級全員が笑顔になり、明るく楽しい気持ちを共有できる姿がイメージできました。

他にも、子どもの流行りの一言への瞬時の対応。

対応の引き出しの量はもちろんですが、それを瞬時に引き出せる長谷川先生の対応力に、憧れました。

子どもを笑顔にできる教師になりたい!

明るく楽しい気持ちで1日を終わりにさせられる教師になりたい!

と考えた参加者は、たくさんいたことと思います。


明日は、日本教育技術学会に長谷川先生が登壇されます。

年に1度の学会です。

普段のセミナーとは違ったお話が聞けることと思います。

今から楽しみですね!!