埼玉教育技術研究所です。
年に1度のこの日がやってきました。
埼玉県が誇る有段者の講師が一堂に集う、TOSS埼玉セミナー!!
TOSS埼玉代表の木村重夫先生、日本一の理科教師の小森栄治先生、困難校を授業で立て直す長谷川博之先生。
お一人お一人が、単独のセミナーを行う技量をもった講師の先生です。
参加者は100名を超え、先程大盛況で幕を閉じました。
木村重夫先生の算数の授業では、「ノートがきれいに書けると生活が落ち着く」ことに衝撃を受けました。担任している子ども達のノートを思い返すと、やんちゃな子の顔が浮かんできました。
具体的な方法については、セミナーに参加された方にしかわからないと思います。この機会を逃してしまった先生方にも、ぜひ知っていただきたい内容でした。
さらに、2年生の算数の授業を、教科書を使って実際にやって見せてくれました。
「自分だったらどう授業するか」と聞いたときに思い浮かんだ指導は、木村先生の授業内容に比べて雑で、子どもを落ちこぼしてしまう指導であったと反省しました。2年生という学年を考え、わからない子を生まない指導の丁寧さを学んだ参加者も多かったと思います。
続いて小森栄治先生の授業。「理科は感動だ」の意味が、これでもかと分かる、伝わる授業内容でした。
「ヘッドアースモデル」という太陽と月の位置や方角、月の満ち欠けや日食、月食までわかってしまう授業の方法を示してくれました。
太陽が東から昇るように見える仕組み。
月の満ち欠けの理由。
日食と月食が見える訳。
今まで暗記させられてきた内容が、実験を通して楽しく学べました。
こんなにも楽しい授業を受けられる子ども達は幸せだと思います。
こんなにも驚きや新しい発見がある授業を受けられる子ども達の教室は、いつも明るく、いじめや荒れなど起こりえない環境になるのだと、授業の大切さが身に染みてわかる講座でした。
最後にご紹介するのは、長谷川先生の講座です。
どの講座も紹介したいのですが、1つ選ぶとするなら、本日のテーマになっていた「思春期生徒の心をつかむ」内容です。
長谷川先生は、「思わず笑ってしまう対応」(文責:野口)を教えてくれました。
例えば、給食指導。
ここあげパンが出たとき、長谷川学級ではこんなにも楽しいひと時がクラス全員で共有されるのかと、驚きました。
続いて、帰りのホームルームでの対応。
長谷川先生のたった一言で、学級全員が笑顔になり、明るく楽しい気持ちを共有できる姿がイメージできました。
他にも、子どもの流行りの一言への瞬時の対応。
対応の引き出しの量はもちろんですが、それを瞬時に引き出せる長谷川先生の対応力に、憧れました。
子どもを笑顔にできる教師になりたい!
明るく楽しい気持ちで1日を終わりにさせられる教師になりたい!
と考えた参加者は、たくさんいたことと思います。
明日は、日本教育技術学会に長谷川先生が登壇されます。
年に1度の学会です。
普段のセミナーとは違ったお話が聞けることと思います。
今から楽しみですね!!
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