3/01/2025

2025.3.1 はる☆とす TOSS中学関西セミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術です。

井上先生、長谷川先生が登壇されるはる☆とすセミナー。
来年度の4月の出会いを見通した内容に、多くの参加者が助けられていることと思います。

私は、今年度、長谷川先生のほとんどのセミナーに参加しましたが、ここでしか聞けないお話がたくさんありました。

一つは、長谷川先生の「討論」の講座です。

長谷川先生が若い頃に行った討論の発問・指示を使って、3~4人の参加者同士で討論の授業を行いました。

実際にやってみると、発問・指示が書いてあるのに、その通りにやると、ところどころでつまずきます。その上で、長谷川先生が、同じ発問・指示で討論をやる。だから、自分の足りないところに気付くことができます。自分の学びに気付き、持って帰ることができる。参加者にとって、これほど学びが大きい討論の講座は、今までになかったと思います。

さらにさらに、長谷川先生が春休み前後に行う子どもへのアプローチの講座では、帰りの会の様子が公開されました。

長谷川先生が帰りの会をどんな組立で行っているのか。
子ども達が、どのようにスピーチを行うのか。
お宝資料の数々に、私を含め、多くの参加者が聞き入っていました。

書籍では、絶対に学ぶことができないテンポ、介入のタイミング。

大阪に来てよかったと、心から思いました。

そしてそして、懇親会では、長谷川先生が各テーブルをまわり、参加者の悩みに一人一人こたえる姿がありました。

私の目の前で、高学年女子対応に困っている先生に対し、長谷川先生は時間をかけて丁寧にアドバイスをされていました。
怒鳴らないでどのように対応するのか。
具体的にどんな言葉で入れていくのか。
傍で聞くことができた私は、時間にしておよそ10分間が、セミナーの講座のようでした。

次回、長谷川先生が登壇されるセミナーは、明日の向山塾です。
向山塾でしか聞けない講座が展開されること間違いなしです!!

2/23/2025

2025.2.23 第6回 TOSS中学授業技量検定

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

今年で6回目となる中学検定は、井上先生、小森先生、長谷川先生、吉原先生と、豪華講師陣によるセミナーです。

倍率3倍を勝ち抜いてきた受検者が行う授業は、他の検定と比べて、授業の作り込みが違いました。

どの受検者も、1年に1度のこの検定に、力を注いでいることが伝わってきました。

受検者の授業からもたくさんの学びをいただけましたが、講師のコメント、代案、そして最後に行われた座談会の学びを感じた参加者も多かったことと思います。

私は、長谷川先生のコメントが、特に印象に残っています。

例えば、体育の授業について。
子どもに、運動の必要性を理解させた上で活動させる。
私が体育の授業をしていた際、はたして子どもたちがどこまで必要性を感じて活動していたかと反省しました。
自分にとって必要と感じていれば、体育に限らず子どもたちのモチベーションは当然変わってきます。
子どもたちにとって力になる活動をとなるよう、今まで以上に取り組ませる活動をよく考えて授業をしなければと、参加者も感じたのだと思います。

もう一つあげるならば、次の言葉です。
「A表は、自分のライフワーク」
です。

この言葉を聞いて、A表の授業の見方が変わりました。

本日の授業者の方々も、少なくとも1年以上追い続けてきたテーマをもとにした授業をしてきたことと思います。

目の前の子ども達の将来を考え、何を教え、どんな力をつけさせるか。
指導案から、知識の深さ、広さが、他の授業と異なりました。

長谷川先生のお話を聞いて、見える世界が変わりました。

今回、私は受検しませんでしたが、事務局として参加しながら、検定の奥深さをまた一つ教えていただけた気持ちになりました。

それから、急遽企画された明日のセミナーがあります。
「中学検定アフターセミナー」
明日、早朝一時間。
長谷川先生が、検定と日常の掛け算をテーマに語ってくれます。
連休の楽しみが、また一つ増えました。

2/15/2025

2025.2.15 長谷川博之セミナー長野

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


毎週末開催の長谷川博之先生のセミナー。

本日は、長野で行われました。


長谷川先生が書いたばかりの学級通信、参加者に追試してもらうための授業、模擬授業研修、韓国のトップ教師が視察に来た事実などなど、盛りだくさんの内容でした。


私がとくに印象に残った講座が2つがあります。


1つは、長谷川先生の授業です。

今回、長谷川先生が行った授業は、「菜の花」の言葉が入った5つの俳句です。

サイトを使った授業ではなく、ホワイトボードに板書する形で示してくれました。これは、現場で即追試ができるように見せてくれたということです。

討論で参加者の意見を次々とさばいていく様子は、本では絶対に学ぶことができない学びです。突拍子もない意見が出た時にどうするか。知的な意見が出た時、周りが「おーっ」と驚く意見が出た時などなど、出た意見をもとに次の流れへとつながる授業力に、参加者も学びの連続だったことと思います。


2つ目は、原先生の発表に長谷川先生がコメントをされた講座です。

原先生が朝の感情を入力するスプレッドシートを見せてくださった時のことです。友達同士でお互いの感情を共有できる良さを感じました。これが、不登校を予防する1つの仕組になると思いました。

驚くべきは、この後の長谷川先生のコメントです。「中学生ならこのシートがなくても、お互いの表情を見てわかってほしい」の一言です。自立する集団を作っている長谷川先生の目には、さらに一歩つっこんだビジョンが見えたのだと感じました。


来週末は、中学検定です。

この検定。

他の検定会場とは、まったく空気が違います。

長谷川先生が検定者であることはもちろん、授業力の高い先生方が終結すること等、様々な理由がありますが、あの緊張感は言葉では表せません。

ぜひ、多くの方に体験していただきたいです。

2/09/2025

2025.2.9 第6回 谷・長谷川セミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

TOSS代表の谷和樹先生と副代表の長谷川博之先生によるセミナー。

今回のテーマは、「教育の表文化と裏文化」です。

私はTOSSに出会い、裏文化の大切さを知りました。
その裏文化に焦点を当てたお話が、代表と副代表から直接聞けるまたとないチャンスでした。

谷先生からは、向山洋一先生がお書きになった通信から、裏文化について解説していただけました。
とくに印象的だったのが、第一部第二講座の谷先生の介入レクリエーションです。
谷先生は、参加者のレクに対して、「全員が参加している必要がある」ことを実演を踏まえて見せてくれました。向山先生に教えてもらったというトランプを使ったレクは、参加した誰もが教室でやってみたいと思ったはずです。

長谷川先生は、表文化として、韓国の先生が授業参観に来たお話をしてくれました。教科書教材を終えてしまった中三の子どもたちに何を学びたいかを問うて決めた文学教材「重松清著の電車は走る」。子供の「ちょっといいですか」から始まる自然発生討論の形を示してくれました。また、不登校だった子ども達が活躍する逆転現象。子どもたちの可能性を引き出し、向山先生がおっしゃっていた『生きていく気力を育む』教育を見せてくれました。

そして、最後に行われた対談でも、お二人から表文化と裏文化について、師匠である向山洋一先生をモデルに学んでいったエピソードが紹介されました。表文化の大切さはもちろんですが、やはり裏文化があってこそ生きる子ども達がおり、学級の子ども達を一人残らず成長させるためには「裏」が欠かせないことを再確認させていただきました。

次回のセミナーは、来週土曜日に行われる長谷川セミナー長野2025です。長野市公立小学校の原良平先生も一緒に登壇されます。学校づくりや模擬授業研修の再現などなど、魅力的な講座がたくさんあります。

2/02/2025

2025.2.2 中高向国初心者講座

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。

昨日に引き続き、本日はオンラインで長谷川先生が講師として登壇されました。

今回は中高向国。

授業に特化した講座群です。

中高国語の先生方が授業やレポートに挑戦されました。

長谷川先生がコメントされる中で、印象に残った言葉があります。

それは、「国語の授業は言葉がすべての教科」です。

発問、指示の一つ一つを吟味しないから、子どもが活動に入れなかったり、思考が止まったりしてしまうのだと感じました。

レポートへのコメントも、学びの宝庫でした。

長谷川先生が、授業で絶対に言わないこと。

討論が後段の芸だと向山先生が言った訳。

音読と黙読の使い分け。

個人の自力分析からグループ分析へ変わるタイミングなどなど。

中高向国でしか学べない細かなポイントであり、細かなポイントこそ知っているのといないのでは大差となることを実感しました。


長谷川先生の講座では、長谷川先生の教え子が分析した構造図を解説してくれました。

その中で、「教師が明確なゴールをえがいて授業をしているか」と言及されました。

そのために必要な3つの段階。

これをもとに、参加した先生方の授業が変わっていくのだと思いました。


今回見逃してしまった方もいらっしゃるかと思いますが、長谷川先生のセミナーは毎週末あります。

来週は、TOSS代表の谷先生と一緒に登壇される「谷・長谷川セミナー」が東京で開催されます。お二人の対談で、どんなお話を聞くことができるのか。今から楽しみです。

2/01/2025

2025.2.1 第10回長谷川博之セミナーin神奈川

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

横浜で、長谷川先生のセミナーに参加してきました。

参加者の模擬授業なく、長谷川先生のお話をたっぷり2時間半も聞ける講座でした。

印象に残った講座がいくつもあります。

1つは、保護者対応です。
事務局が保護者約役をして、長谷川先生が対応する講座です。
学校で友達に悪口を言われる子をもつ父親が来校し、長谷川先生がそれに応じる講座が魅力的でしたた。
父親の「学校へ行かせません」に対して、長谷川先生は「いいです。安心できるまで来なくて大丈夫です」と答えました。
加えて、「学力保証はします」と言って、様々な手立てを父親に伝えていきました。
学校の体裁を一切気にすることなく、目の前の子どもにとって必要なことを行っていく長谷川先生の言葉の一つ一つに感動しました。

2つ目は、トラブル対応です。
人間関係は、力の差があるとトラブルになる。
その差を授業で埋めてしまうのが、長谷川先生です。
馬鹿にされてきた子を授業で一番活躍させる。
3月には、今まで馬鹿にされていた子が一番の成長を見せ、級友から成長を祝福される。
やっぱり、授業技量が大切なのだということを感じました。

明日は、オンラインで「中高向国初心者講座」に、長谷川先生が登壇されます。
授業に特化したセミナーです。
どんな最新実践を聞くことができるのかと、今から楽しみです!!

1/26/2025

2025.1.26 翔和学園×長谷川博之コラボセミナー

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。


困難な現場で、子ども達に向き合い続ける翔和学園の先生方の子どもの事実から、自分は子どもに寄りそっているのかどうかと考えさせられます。


伊藤寛晃学園長が掲げる「人間の生きている気力を育てる」教育の目的に向かって、先生方が一丸となって仕事に取り組む姿に、多くの参加者が刺激を受けたことと思います。


伊藤先生のお話で、2つ印象に残ったことをご紹介したいです。


1つは、「私達教師は、自分のシナリオの中で子どもを動かそうとしがち」(文責:野口)だというお話です。

子どもに「こうなってほしい」、「自分が導いた結果力をつけた」と、心のどこかで欲が出てしまいそうになります。

しかし、長谷川先生も以前、「教師は黒子」「いつまでも子どもの中に入っていては、子ども達は自立しない」(文責:野口)とおっしゃっていました。

子ども達をサポートし、自分の力で成長できたという実感を与えてこそ、『生きる気力を育てる』ことへとつながるのだと思います。

教えるべきことは教え、見守るべきときは見守る。

見通しをもって、子ども達が自立できる力を育てていきたいですね。


2つ目は、「子どもが欲しいと望む結果を確定し、そこへ辿り着くために対話を重ねること」です。

授業中に立ち歩いて友達のところへ行ってしまう子。

友達が嫌がることを何度もしてしまう子。

悪い子と決めつけるのではなく、なぜその行動を行うのかを明確にするために、子どもと対話を続けることの大切さを学びました。


次回開催も決まり、懇親会で翔和学園の先生方が、また来年に向けて実践を整理して発表してくださると約束してくれました。

公立学校の教師こそ、困難な目の前の子ども達に本気で向き合うために、今日教えていただいた実践を追試していかなければならないと感じました。