8/27/2022

2022.8.27 中学Japanセミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

先程、中学JAPANセミナーが、大盛況で閉幕しました。
高段者の講師の先生の授業の連続。
初めて知る情報が、次から次へと飛び込んできます。
息つく暇もなく熱中させられました。
それもそのはずです。
講師を務めたのは、TOSS代表の谷和樹先生はもちろん、
副代表の長谷川博之先生、吉原先生、染谷先生、井上先生と、
超豪華メンバーです。

私は小学校に務めていますが、
小学校教師こそ中学Japanセミナーへ
参加すべきだと思いました。
それはなぜかというと、
各教科の授業をより深く学ぶことができるからです。
小学校では全教科の授業を担当しますが、
中学校の先生の授業を受けると、
知的なレベルの高さに驚かされます。
レベルの高い授業を見てイメージできるからこそ、
自分自身の授業の腕も上がるのではないかと思うからです。

午後の全体会で、社会科の授業を行った染谷幸二先生。
まさに、初めて知ることが、次々と繰り出され、
授業中ずうっと熱中状態でした。
戦国大名たちの戦いにシーズンオフがあったこと。
農民は非戦闘員で高みの見物をしていたこと。
(文責:野口)
他にも、浦島太郎のお話も、驚きの連続でした。
いかに小学校の歴史が、
上澄みだけをさらっているのかということがわかりました。
教材研究をすることが、熱中する授業をつくることを
学ばせていただきました。

もう一つ、シェアさせていただきたいのが、
長谷川博之先生の授業です。
次々と登場する俳句。
そして、知的な発問の数々。
写真等の資料があるわけでもない。
目の前にあるのは、「文字」だけのはずなのに、
気付けば会場全体の参加者はもちろん、
Zoom参加の先生方も巻き込んで授業が進んでいました。
面白いネタ勝負ではなく、
「知的に熱中する」とはどういうことかを
示していただけたと思います。
俳句が登場するたびに子どもの成長していくことに、
途中多くの参加者が気が付いたはずです。
それを見守る親心が、説明するのではなく、
発問と指示の授業でじわじわと伝わってくる感覚。
もっともっと、多くの先生方に授業を見ていただき、
その学びをシェアしたいと思いました。
すでに来年のJAPANセミナー開催も決定しています。
来年も校種を問わず、もっともっと多くの先生方と学びを共有したいです。

2022.8.14 第14回長谷川博之セミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

本日、長谷川先生は島根のセミナーに登壇されました!
圧倒的な子どもの事実。
授業、対応、そして統率力。
その一端を知ることができる
濃密な3時間半でした。

今回は、その中でも授業に特化してご紹介します。

1つは、長谷川先生の国語授業です。
「ダイコンは大きな根?」の教材文をもとに、
説明文の教え方を授業をしながらレクチャーしてくれました。

段落番号をふる基本の指導から、問いと答えを見つけ方まで、
普段教室で実践されているありのままを示していただけました。

子どもがどこでつまずくのか。
そのためにどんな配慮が必要なのか。
参加された先生方のメモが止まらなかったことと思います。

もう1つは、道徳授業です。
どのセミナーでもやったことのない。
ここ、島根セミナーだけの道徳授業。
ウズベキスタンにあるナボイ劇場が舞台です。
なんと、遠く離れたこの劇場を建てたのは日本人だったのです。
長谷川先生が題材にする道徳授業ですから、
感動的なエピソードの連続です。
私には理解できるレベルではないですが、
エピソードを出す順番。
つなぎの言葉。
参加者の反応に合わせてくり出す対応。
すべて異次元のレベルの展開に、目頭が熱くなりました。

私も現地で参加させていただいたのですが、
会場には県外から参加された先生方もいました。
ここだけでしか聞けないお話、授業。
参加した誰もが大満足のセミナーであったに違いありません。

8/06/2022

2022.8.6 TOSSサマーセミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

夏の一大イベント、サマーセミナーが開催されました。
メイン講師は、TOSS最高顧問の向山洋一先生、代表の谷和樹先生、副代表の長谷川博之先生と小嶋悠紀先生だ。講座を担当する先生方も実力派の先生ばかり。1つ1つの講座から、目が離せない展開でした。

今回のテーマは、「学び方」を教え育む向山型指導法!!
向山実践をもとに、数々の授業実践群が紹介されました。

あえて1つ選ぶとしたら、長谷川博之先生の講座をご紹介したい。
『「たった一人の例外もなく」を実現する向山型授業の原理原則
わからなさを自覚する授業~授業の終わりから始まる学び~』である。

これまでだれも提案したことのない授業。
詩情(ポエジー)をあつかった授業だ。

冒頭、プロの詩人ですら、詩はわからないものだとスタート。
しかし、小学校の教員、中高国語の教員は、詩を子ども達に教えなければならない。

多くの学校現場では、詩に書いてある言葉の意味を想像させ、最後の教師が説明をして終わるのではないかと思う。

しかし、長谷川先生は、あえてこの難しい部分をあつかった。
説明するのではなく、発問、指示の授業を通してである。
3つの詩を扱い、変化のある繰り返しで、詩情(ポエジー)の学び方を教えていただいた。

当然、インターネットや過去の文献にも明確な教え方の記述はない。
参加した人は、異次元のレベルに、知的な授業に心を奪われるかのように、会場全体が長谷川先生の一挙手一投足に集中していた。
最後に紹介していただいた「詩の読み方・学び方シート」も、永久保存版だ。
このシートを使って、子どもはもちろん、教師自身も詩情(ポエジー)の学びを深めることができる。

今回参加できなかった方も、まだまだ夏休みの長谷川のセミナーは続きます。
来週は、富山、島根と2つのセミナーが入っています。
もしかしたら、サマーセミナーの授業についてお話がきけるかもしれません。
来週も楽しみでなりません。

2022.7.16 長谷川博之コーチングセミナー&第6回志士舞授業技量検定

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

長谷川先生の講座は、参加者に多くの気付きを与えてくれる。
何が大切なのか。
何をすればもっとよくなるのか。
参加者と共に考える。

今回は、長谷川学級国語授業が再現された。
参加者が様々に授業をした後に見せてもらうことで、
授業を受けたくなる気持ちにさせるにはどうしたらよいのかを
考えるきっかけをいただけた。
クラスでは、突っ伏してしまう子。
おしゃべりが止まらない子。
だまってやらない子。
様々いる。
1学期も残りわずかだが、
多くの参加者は、今からでもできることはあると、
背中を押していただけたのではないかと思う。

午後の検定は、ヒリヒリとした緊張感ただよう授業技量検定。
検定者に、松島博昭先生をお招きして、D表8名、C表5名。
合わせて13名の受検が、ほぼノンストップで行われた。

一番勉強になるのは当然受検者だが、
長谷川先生と松島先生のコメントを聞いて、
見学に来て下さった参加者の先生方もたくさんの学びをいただく
ことができたのではないかと思う。
学びだけではなく、次の検定に立候補する勇気をもらえた先生も。

次回第7回が行われることも決定した。
検定後、すぐに17名ものお申込をいただいた。
講師の先生方の魅力。
必死に受検する受検者の姿に見せられてのことではないかと思う。