埼玉教育技術研究所です。
TOSS代表の谷和樹先生と副代表の長谷川博之先生によるセミナー。
今回のテーマは、「教育の表文化と裏文化」です。
私はTOSSに出会い、裏文化の大切さを知りました。
その裏文化に焦点を当てたお話が、代表と副代表から直接聞けるまたとないチャンスでした。
谷先生からは、向山洋一先生がお書きになった通信から、裏文化について解説していただけました。
とくに印象的だったのが、第一部第二講座の谷先生の介入レクリエーションです。
谷先生は、参加者のレクに対して、「全員が参加している必要がある」ことを実演を踏まえて見せてくれました。向山先生に教えてもらったというトランプを使ったレクは、参加した誰もが教室でやってみたいと思ったはずです。
長谷川先生は、表文化として、韓国の先生が授業参観に来たお話をしてくれました。教科書教材を終えてしまった中三の子どもたちに何を学びたいかを問うて決めた文学教材「重松清著の電車は走る」。子供の「ちょっといいですか」から始まる自然発生討論の形を示してくれました。また、不登校だった子ども達が活躍する逆転現象。子どもたちの可能性を引き出し、向山先生がおっしゃっていた『生きていく気力を育む』教育を見せてくれました。
そして、最後に行われた対談でも、お二人から表文化と裏文化について、師匠である向山洋一先生をモデルに学んでいったエピソードが紹介されました。表文化の大切さはもちろんですが、やはり裏文化があってこそ生きる子ども達がおり、学級の子ども達を一人残らず成長させるためには「裏」が欠かせないことを再確認させていただきました。
次回のセミナーは、来週土曜日に行われる長谷川セミナー長野2025です。長野市公立小学校の原良平先生も一緒に登壇されます。学校づくりや模擬授業研修の再現などなど、魅力的な講座がたくさんあります。
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