埼玉教育技術研究所の野口です。
教え方セミナーの後、長谷川先生は福岡に移動して単独のセミナーに登壇されました。
講座は、0から9まで以下のラインナップです。
第0講座 誤魔化し無しの実録映像
第1講座 教師「長谷川博之」の根底にある学校観・教育観・仕事観
第2講座 学級担任→学年→学校全体
第3講座 荒れとの格闘
第4講座 思春期対応
第5講座 部活動は体育授業そのもの!結果にこだわり、目標を確実に達成させる
第6講座 20代からの学校改革
第7講座 学校行事
第8講座 無気力な子供に授業でどうアプローチしているのか
第9講座 QA
いかがでしょうか。
1日のセミナーをかけて、長谷川先生の実践はもちろん、スピリットまでも引き出そうという事務局の意図が伺える内容ですよね。
この講座群が、ほとんど休憩なし、語りっぱなしで進みました。
どの講座も魅力的だったのですが、私が一番印象に残った内容を2つご紹介します。
1つ目は、第3講座の「荒れとの格闘」です。
長谷川先生にとって、「荒れ」とはやんちゃ、ヤンキー対応だけではなく、無気力や心の荒み、落ち込みも含みます。
教師をやっていれば一度は子どもから言われたことのある
「みんなに見られている気がする」、「A子が睨んでくる」といった相談です。
このような相談を受けたときに、瞬時に対応できる引き出しが必要です。
その具体的なポイントを3つ教えてくれました。
「認知」
「感情」
「出来事」
です。
子どもの言葉を3つのポイントに分類して考えてみる。
そうすると、その後の対応が決まってくるといった内容です。
このような引き出しを持っているからこそ、現場で本当に困っている子どもの力になってあげられるのだと思います。
2つ目、第7座の「学校行事」です。
長谷川先生の学級をNHKが密着されたときのお話。
一筋縄ではいかないような子ども達が集結している学級の子ども達が一生懸命歌う内容に、感動しました。
「歌うことに意味があるのか」
という子ども達を目の前に、どのような語りをしたらよいか。
演習形式で進むお話の中で、ここでも長谷川先生のスピリットを感じました。
技術ももちろん必要だけれど、やはり根底は教師がどれだけ子供を伸ばそうとしているかの心の部分なのだと強く感じました。
次回は、東京ビッグサイトで行われる「向山型教え方教室」です。
次もどんなお話が聞けるのか。楽しみでなりません。
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