12/19/2022

2022.12.17 高段者技量検定セミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

昨日、長谷川先生が授業技量検定に挑戦されました。
現在七段であり、挑戦するのは八段の昇段がかかった授業です。

普段見る検定の授業の多くは、昇級をもとめる授業です。
昇段がかかった授業ともなると、別世界。まさに異次元です。

セミナーは、第1クールから第4クールまで、4分割で構成されていましたが、どの場に登場する先生もすべて昇段をかけた授業です。
生活のすべてを、授業、教育、子どものために注いでこられた先生方の授業は、異次元としか言いようがありません。次々と繰り出される技量の数々も、見ている人のレベルによっては見えないものばかり。私には、「凄い」としか表現することができない授業ばかりでした。

とくに長谷川先生の授業は異質です。
教材研究の奥深さ。
持ち合わせている知識の深さ。
ここまで培われてきた技量の数々。
そのすべてが目の前で展開されているのにもかかわらず、見えないことだらけでした。

ただし、授業の内容は違います。
経済安全保障という、国家レベルの難しい内容をあつかわれましたが、「わかる」「できる」の連続で組み立てられています。
これほどまで難解な内容を、検定時間のたった10分間で教えられる先生は、まずいらっしゃらないと思います。
会場で目の前で授業を見ることができた感動が、1日たっても忘れられません。
それほどまで鮮烈な内容でした。

長谷川先生の授業を受けるといつもそうですが、胸にこみ上げてくる熱い気持ちがあります。
今回の授業でも、最後に安倍晋三元総理、日本人として、日本の教師としてこれからの日本をつくっていく気概が長谷川先生の授業から伝わってきました。
これほどまで胸が高鳴る授業は、他ではけして見ることができません。
その後も、松﨑力先生と井上好文先生が十段に昇段された授業を生で観ることができました。
本当に濃密な時間を過ごすことができたと心から思えるセミナーでした。

すでに来年の開催も決まり、多くの参加者がすでに入金をしています。
1年後も同じ感動を味わえると思うと、遠い1年先が今から楽しみになってきますね。
長谷川先生のセミナーは、年末も続きます。
また長谷川先生の授業を見たい。
もっとお話を聞いてみたいという方は、ぜひTOSS最新セミナーのホームページから長谷川先生のセミナーに参加していただきたいです。

12/18/2022

2022.11.26 第24回長谷川博之夢現塾改

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

今回で24回目となる夢現塾。
夢現塾のよさは、何といっても長谷川先生に、ほぼマンツーマンで教えていただけることです。
長谷川先生の単独セミナーでは、多くの参加者がいますが、夢現塾は塾生が30名ほど。
授業を見ていただいたり、レポートで実践発表を聞いてもらったり、1人1人に手厚く教えてもらえるよさがあります。

普段、長谷川先生の授業を見て、見様見真似で追試しようとしたけれど上手くいかなかった。
行事の実践に感動して、追試したけれど思うようにいかなかった。
どうしたらよいか悩んだ経験がある方も多いと思います。

授業の講座では、塾生が授業をした際、長谷川先生は1人1人の教えている場面を写真にとって、それを1枚1枚前方のスクリーンに映して教態や発問・指示等、1つ1つ細かなところまで教えてくれました。
発表した塾生の誰もが、「参加してよかった!」と思えた瞬間だったのではないでしょうか。

私もレポート発表に参加させていただき、長谷川先生に自分の実践についてご助言をいただけました。
現場にいて、自分の考えだけで実践を重ねてもけして辿り着くことができない新たな境地を示してもらえます。
独りよがりの実践を重ねるのではなく、こうして授業やレポートという形にして、長谷川先生のような技量の高い先生に見ていただくことが、成長につながるのだと改めて実感しました。
教え、示していただいたことを現場で実践し、また疑問に思ったことや考えたことを夢現塾のような場で発表する。
力をつけるために欠かせない修業だと感じました。
今回集まった塾生のみなさんと共に、また次回の夢現塾で学べることが今から楽しみでなりません。

2022.11.23 長谷川博之セミナーin群馬2022

みなさま、こんばんは。
教育技術研究所です。

群馬のGメッセで、長谷川先生の単独セミナーが開催されました。
大きな会場に、たくさんの参加者が集まり、セミナーは大盛況。

最初は、授業技術の講座。
「七つから起こされやすと抱き歩き」や「軽々と赤子を抱いて叱られる」と、次々と俳句が提示されていきます。別の俳句をあつかっているようで、授業で教えるべきゴールがだんだんと見えていきます。子どもはもちろん、大人も授業に熱中する仕組みを学ぶことができたのではないかと思います。

続いて生徒指導の講座。
長谷川先生の師匠である向山洋一先生が、四小で行った自治的・自発的活動をもとに、立候補じゃんけん制などの具体的実践を教えてくれました。先人がつくって下さった道を知るからこそ、成長の加速も変わっていくのだと感じました。

第三講座では特別支援の御法度10、次に語りの挑戦、実践発表と続き、第六講座からは現在担任している学級の実践を語ってくれました。

その中でも、長谷川先生の行事指導に感動した参加者はたくさんいたことと思います。
どうしたら、長谷川先生の行事指導に近づけるのか。
真似することはできなくとも、一歩でも二歩でも歩みよりたい。
そのために何をしたらよいのか。
具体例だけでなく、その根っこにある心の持ち方まで教えていただけました。
日常生活を大切にすることを疎かにしてはならない。
合唱祭を何のためにやるのか。何のために歌うのか。
行事後にクラスがどのようになっていたいのか。
参加者は、子ども達と共に考えることの大切さについて学ぶことができました。
長谷川先生のお話を聞いていて、私も自分のやっていることに無駄が多く、自分の頭で考えていなかったこと。形式主義に流されていたことを反省しました。

長谷川先生の実践をもっと知りたい!という方には、3学期以降の長谷川先生のセミナーに、ぜひぜひ参加してもらいたいです。
きっと、感動の解散までの軌跡を学べること間違いなしです。
年末から来年にかけても、長谷川先生は、多くのセミナーに登壇されます。
楽しみですね。

11/12/2022

2022.11.12 TOSS高校セミナー2022@ハイブリッド

みなさま、こんばんは.

埼玉教育技術研究所です。


谷先生、長谷川先生、佐藤先生が講師のTOSS高校セミナー。

久しぶりの現地開催で、TOSS高校教師が一堂に集う熱いセミナーになりました。

最終講座の後、TOSS高校代表の佐藤泰弘先生から、上田浩人先生へと代表の引継ぎが行われたセレモニーもありました。

長くTOSS高校を支えてきてくださった佐藤先生の言葉を直接お聞きすることができる貴重な場に立ち会うことができました。


講座内容も魅力的なものばかり。

第一講座からその場で立候補の模擬授業。

若さ溢れる若手の授業はもちろん、ベテランの先生方の授業まで。

その場で授業を見て瞬時に代案を繰り出す長谷川先生と佐藤先生の知識量、対応にも驚かされるばかりでした。


佐藤先生の講座では、進路指導のお話を聞かせていただくことができました。

具体的な進路指導の場面を切り取って教えてくださったので、対応の仕方がよくわかりました。

大学進学、就職、家業を手伝う等、子供の未来についてアドバイスができるよう、小学校の先生こそ学ばなければならないことがたくさんありました。

続いて、長谷川先生の授業。

チャートを用いた因果関係を考えさせる内容。さらには、反論の仕方。

普段の授業を見せていただけたことはもちろん、発問指示、対応など、すべてが学びでした。

「できた」「できた」の積み重ねから、やる気を引き出し、教えたい内容につなげていく絶妙な組み立ても、参加者にとって貴重な学びになったことと思います。

最後は、TOSS代表の谷先生の講座。

教師のベーシックスキルを、本日授業をされた先生方の写真を見せながら教えていただけました。

前に立って授業をされた先生にとって、谷先生に直接指導をいただける夢のような時間だったことと思います。

その中でとくに印象的だったことが、

「生徒の視線をコントロールする」

ことです。

私は、このような考え方をもって授業をしたことがありませんでした。

多くの参加者が、今日の谷先生の講座を通して、授業の新たな視点をいただけたことと思います。


次回は、なんと明日。

長谷川先生は、「中高向国初心者講座」へ登壇されます。

明日の長谷川先生の講座が、今から楽しみですね!

10/30/2022

2022.10.30 長谷川博之セミナー北海道@ハイブリット

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

先週の福岡に続き、今週は北海道。
長谷川先生は、毎週末日本全国を飛び回ってセミナーをされています。
北海道での現地開催は、コロナの影響があり2年ぶりとなりました。
現地で直接長谷川先生のお話を聞いた先生は、口々に言います。
「長谷川先生に、元気をもらえた」
「直接お会いして、学びの熱をもらえた」
オンラインのよさもありますが、やっぱり直接お会いして話を聞くに勝るものはありません。

第一講座から第三講座までの1時間。
ノンストップで、長谷川先生はご自身の最新実践について語り尽くしてくれました。
お話のメインは、林間学校でした。
スキー合宿から林間学校へ変えたこと。
キャンプファイヤーや薪割り等、今まで語ったことのない運営の仕方について教えてくれました。踏襲型の現場の実践ばかりを行ってきた私にとって、ここまで子ども達のためにやりぬく長谷川先生の実践を目の当たりにして、子ども達の変容の感動はもちろん、自分自身の仕事について見なおすきっかけをいただけました。
参加者のみなさまも、きっとたくさんの学びをいただけたことと思います。

続いて、長谷川先生が実際に行っている校内研修の講座です。
事務局が授業をして、参加者が職員役となって再現されました。
研修内容は、もちろん模擬授業研修です。
それも、参加者の誰もができるやり方で示してくれました。
「このような研修内容だったら楽しく続けられる!」と、
参加者のみなさんも考えたことと思います。
私も職員に押し付けるのではなく、楽しく研修ができる形をつくっていけたらと自分の学校研究と照らし合わせて考えました。
多くの学校で模擬授業研修が行われる。
授業の力を高める価値のある研修が行われる。
そんな現場を増やしていきたいですね。

第8講座の国語の授業。
「すがたを変える大豆」という小学校の説明文教材をジャムボードを使って授業してくれました。
段落を並びかえる場面。
教える側の教師が悩むという体験から、学びの足りなさを痛感された先生方もいたのではないでしょうか。
子どもの力を伸ばすために、もっともっと学ばなければならない。
ICT機器を使った授業にも挑戦を続けなければならない。
たくさんの気付きをいただけました。

続く講座は道徳。
今回は、通信を扱って授業を展開する内容でした。
「大谷の凄さを伝えても、子どもは変わらない」(文責:野口)
長谷川先生の言葉に、参加者の先生方も共感されたと思います。
今、リアルタイムで起こっているクラスの実態に切り込んで、問題と思っていない問題に切り込んでいく。
だから、長谷川学級の子ども達は変容していくのだと、道徳の授業を通して学ばせていただけました。
日記と通信を連動させ、道徳の授業で活用する。
実践していきたいですね。

10月は、毎週末に長谷川先生のセミナーで学ぶことができる怒涛の一カ月でした。
参加者にとっては嬉しい限りですね。
次のセミナーまで少し時間があきます。
今月の学びをインストールして現場に生かしていきたいですね。

10/29/2022

2022.10.22 第83回向山型国語教え方教室 in 福岡

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


83回目の向国教室は、福岡で開催となりました。

谷先生、椿原先生、長谷川先生の超豪華講師陣。

そして、TOSS最高顧問の向山洋一先生のお話を直接聞けるとあれば、

セミナーが始まる前から、ワクワク、ドキドキと胸躍る気分だったのではないでしょうか。


第一講座の模擬授業。

「向山実践の再現」に立候補した若い先生方の授業に、会場の熱気も高まります。

コメントをするのは長谷川先生です。

その場で代案をいただき、もって帰ることができる。

やはり、セミナーでは授業に立候補した参加者が一番勉強になると思いました。

第二講座も模擬授業。

今度は事務局による授業です。

こちらも若手の先生方が多く、授業の腕を高めようという熱意を感じました。

会場参加した先生方は、学ぶ意欲をもらえたことと思います。

椿原先生にコメントをもらうことができ、ここでもやはりセミナーの場で授業をすることの大切さを実感させられました。


ここからは、講師の先生方の講座です。

椿原先生は、小学校2学期教科書教材をもとに、図読法について解説してくれました。

何度教えていただいても、新しい発見をいただけます。

あえて小学校2年生の教材を使うところは、20分という枠の中で参加者にわかりやすく伝えるための事務局側の考えだったのではないかと思いました。

参加者目線で講座を考え、講師の先生に話していただく。

少し目線を変えると、支える側の事務局の仕事も勉強になります。


続いて、長谷川先生の授業です。

椿原先生、長谷川先生と続く講座群。

この時点で、なんと贅沢な時間を過ごしているのかと考えてしまいますね。

長谷川先生の講座も、教材に驚きました。

6年生の教え子が、半年後にはこのような長文を読み、分析するのだと学びました。

「対」の分析で、見えなかったことが、見えるようになりました。

また、「対」を教える際も、やはり1枚ものの紙がいいです。

「対」が浮かんできました。


そして最後はTOSS代表、谷和樹先生の講座です。

参加者した多くの方が、向山先生の実践を「曖昧に覚えている」ことを痛感したのではないでしょうか。

谷先生の講座で学ばせていただき、曖昧な記憶で実践してはいけない。

向山先生のご実践を、正確に記憶し、追試しなければ、後から続く若い先生方へ伝えることができないのだと思いました。


セミナー懇親会の場では、節目となる100回目の向国のお話もありました。

100回目も今日参加された先生方と一緒に参加し、常に新しい学びをインストールし続ける自分でありたいと思いました。


次の長谷川先生のセミナーは、北海道で行われる単独セミナーです。

担任をされている長谷川先生から、最新実践をお聞きすることができます。

今から楽しみですね!

10/13/2022

202210.8 向山塾in仙台

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


向山先生にお会いすることができる。

向山先生を追いかけ、学び続けてこられた

谷先生、長谷川先生、小嶋先生のお話を聞くことができる。

1日にたくさんの学びをいただけるセミナーが向山塾です。


向山先生のお話で、特に印象的だったのが次です。

『学級で一番しんどい子を大切にする』

今までに、何度も何度も教えていただいてきたことですが、

もしTOSSで学んでいなかったらきっと「この子さえいなければ」と、

間違った考えで一生を終えていたことと思います。


具体的な指導についても、

大切なことを教えていただけました。

その1つが、机間指導です。

以前、長谷川先生に、

「期間散歩になってはいないか」

とセミナーで教えていただいたことを思い出しました。

教えていただく前の私は、机間指導をしている際、

書いているかどうか確認してはいましたが、

それより上のレベルを考えようともしませんでした。

向山先生、長谷川先生は、歩いて見て回り、

子ども達の書いたノートを覚え、その後の授業を組み立てを

変えていくのです。

そんな高みには辿り着けませんが、

子どもが書いたノートを覚えることで、

学級で一番しんどい子を活躍させることができるのでは

ないかと思います。

今日のお話を聞いて、参加された先生方の意識も

研ぎ澄まされたのではないでしょうか。


続いて、長谷川先生の講座。

「学校を変えていく指針は、子どものためになっているか」

と学校改革の肝の部分を教えていただけました。

長谷川先生の授業、学級経営、学校経営。

すべてが「子ども」を出発点にしています。

先程の向山先生の言葉。

『学級で一番しんどい子を大切にする』

とも重なります。


教師のしての生き方。

大切な根っこの部分である土台をかためる

学びをいただけるのが、向山塾なのだと改めて感じました。


次の向山塾ではどんなお話を聞くことができるか。

今から楽しみですね。

9/23/2022

2022.9.23 授業のミカタ ~長谷川博之 ✖️ 井上好文 ~

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。

連休初日。
長谷川先生が、「授業のミカタ」セミナーへ登壇されました。

映像全集の中にある「七つの子」の授業をもとに、
長谷川先生と井上先生が解説をしてくれました。
対談形式の場もあり、お2人のお話を聞いて、
「あれども見えず」が見えてきたのではないでしょうか。
長谷川先生が授業を始める第一声まで追求する場面は、
「ここまで追求するのか」と驚かれた方も多かったと思います。

さて、第1講座で、話題になった討論の勝ち負け。
私の場合、いまだ討論と峰まで辿りつくことができず、
多くは意見を発表するところで止まってしまっています。
それは、形を整えることばかりを追い求めているからだと、
今回のセミナーでお話を聞いて反省しました。
何のための討論なのかという根っこの部分を学ばなければならないのだと
考えさせられました。
一人で学んでいては辿りつけない境地なのだと思います。
だから、セミナーに参加して話を聞くことが大切なのだと、
学び方についても考えさせられました。

続いて、第5講座で話題となった「向山型とは何か」。
一言で表現するとなると、参加者の先生もなかなか言えなかったと思います。
長谷川先生の講座を受けて、整理することができたのではないでしょうか。
また、向山型からはずれてしまう悪いクセが、6つ紹介されました。
私の場合、「長い説明」をしてしまっていると反省しました。
できない子をできるようにする。
できる子も熱中させる。
知的な集中を生む授業ができるよう、
もっともっと学びたい。
長谷川先生と井上先生の講座を受けて、
多くの参加者が学びの意欲をいただけたことと思います。

アンケートには、第2回があることも表示されていました。
次回も、お2人からたくさんの学びをいただけると思います。
今回参加された先生とまた新たに参加される先生と、
ご一緒できることを楽しみにしております。

8/27/2022

2022.8.27 中学Japanセミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

先程、中学JAPANセミナーが、大盛況で閉幕しました。
高段者の講師の先生の授業の連続。
初めて知る情報が、次から次へと飛び込んできます。
息つく暇もなく熱中させられました。
それもそのはずです。
講師を務めたのは、TOSS代表の谷和樹先生はもちろん、
副代表の長谷川博之先生、吉原先生、染谷先生、井上先生と、
超豪華メンバーです。

私は小学校に務めていますが、
小学校教師こそ中学Japanセミナーへ
参加すべきだと思いました。
それはなぜかというと、
各教科の授業をより深く学ぶことができるからです。
小学校では全教科の授業を担当しますが、
中学校の先生の授業を受けると、
知的なレベルの高さに驚かされます。
レベルの高い授業を見てイメージできるからこそ、
自分自身の授業の腕も上がるのではないかと思うからです。

午後の全体会で、社会科の授業を行った染谷幸二先生。
まさに、初めて知ることが、次々と繰り出され、
授業中ずうっと熱中状態でした。
戦国大名たちの戦いにシーズンオフがあったこと。
農民は非戦闘員で高みの見物をしていたこと。
(文責:野口)
他にも、浦島太郎のお話も、驚きの連続でした。
いかに小学校の歴史が、
上澄みだけをさらっているのかということがわかりました。
教材研究をすることが、熱中する授業をつくることを
学ばせていただきました。

もう一つ、シェアさせていただきたいのが、
長谷川博之先生の授業です。
次々と登場する俳句。
そして、知的な発問の数々。
写真等の資料があるわけでもない。
目の前にあるのは、「文字」だけのはずなのに、
気付けば会場全体の参加者はもちろん、
Zoom参加の先生方も巻き込んで授業が進んでいました。
面白いネタ勝負ではなく、
「知的に熱中する」とはどういうことかを
示していただけたと思います。
俳句が登場するたびに子どもの成長していくことに、
途中多くの参加者が気が付いたはずです。
それを見守る親心が、説明するのではなく、
発問と指示の授業でじわじわと伝わってくる感覚。
もっともっと、多くの先生方に授業を見ていただき、
その学びをシェアしたいと思いました。
すでに来年のJAPANセミナー開催も決定しています。
来年も校種を問わず、もっともっと多くの先生方と学びを共有したいです。

2022.8.14 第14回長谷川博之セミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

本日、長谷川先生は島根のセミナーに登壇されました!
圧倒的な子どもの事実。
授業、対応、そして統率力。
その一端を知ることができる
濃密な3時間半でした。

今回は、その中でも授業に特化してご紹介します。

1つは、長谷川先生の国語授業です。
「ダイコンは大きな根?」の教材文をもとに、
説明文の教え方を授業をしながらレクチャーしてくれました。

段落番号をふる基本の指導から、問いと答えを見つけ方まで、
普段教室で実践されているありのままを示していただけました。

子どもがどこでつまずくのか。
そのためにどんな配慮が必要なのか。
参加された先生方のメモが止まらなかったことと思います。

もう1つは、道徳授業です。
どのセミナーでもやったことのない。
ここ、島根セミナーだけの道徳授業。
ウズベキスタンにあるナボイ劇場が舞台です。
なんと、遠く離れたこの劇場を建てたのは日本人だったのです。
長谷川先生が題材にする道徳授業ですから、
感動的なエピソードの連続です。
私には理解できるレベルではないですが、
エピソードを出す順番。
つなぎの言葉。
参加者の反応に合わせてくり出す対応。
すべて異次元のレベルの展開に、目頭が熱くなりました。

私も現地で参加させていただいたのですが、
会場には県外から参加された先生方もいました。
ここだけでしか聞けないお話、授業。
参加した誰もが大満足のセミナーであったに違いありません。

8/06/2022

2022.8.6 TOSSサマーセミナー

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

夏の一大イベント、サマーセミナーが開催されました。
メイン講師は、TOSS最高顧問の向山洋一先生、代表の谷和樹先生、副代表の長谷川博之先生と小嶋悠紀先生だ。講座を担当する先生方も実力派の先生ばかり。1つ1つの講座から、目が離せない展開でした。

今回のテーマは、「学び方」を教え育む向山型指導法!!
向山実践をもとに、数々の授業実践群が紹介されました。

あえて1つ選ぶとしたら、長谷川博之先生の講座をご紹介したい。
『「たった一人の例外もなく」を実現する向山型授業の原理原則
わからなさを自覚する授業~授業の終わりから始まる学び~』である。

これまでだれも提案したことのない授業。
詩情(ポエジー)をあつかった授業だ。

冒頭、プロの詩人ですら、詩はわからないものだとスタート。
しかし、小学校の教員、中高国語の教員は、詩を子ども達に教えなければならない。

多くの学校現場では、詩に書いてある言葉の意味を想像させ、最後の教師が説明をして終わるのではないかと思う。

しかし、長谷川先生は、あえてこの難しい部分をあつかった。
説明するのではなく、発問、指示の授業を通してである。
3つの詩を扱い、変化のある繰り返しで、詩情(ポエジー)の学び方を教えていただいた。

当然、インターネットや過去の文献にも明確な教え方の記述はない。
参加した人は、異次元のレベルに、知的な授業に心を奪われるかのように、会場全体が長谷川先生の一挙手一投足に集中していた。
最後に紹介していただいた「詩の読み方・学び方シート」も、永久保存版だ。
このシートを使って、子どもはもちろん、教師自身も詩情(ポエジー)の学びを深めることができる。

今回参加できなかった方も、まだまだ夏休みの長谷川のセミナーは続きます。
来週は、富山、島根と2つのセミナーが入っています。
もしかしたら、サマーセミナーの授業についてお話がきけるかもしれません。
来週も楽しみでなりません。

2022.7.16 長谷川博之コーチングセミナー&第6回志士舞授業技量検定

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

長谷川先生の講座は、参加者に多くの気付きを与えてくれる。
何が大切なのか。
何をすればもっとよくなるのか。
参加者と共に考える。

今回は、長谷川学級国語授業が再現された。
参加者が様々に授業をした後に見せてもらうことで、
授業を受けたくなる気持ちにさせるにはどうしたらよいのかを
考えるきっかけをいただけた。
クラスでは、突っ伏してしまう子。
おしゃべりが止まらない子。
だまってやらない子。
様々いる。
1学期も残りわずかだが、
多くの参加者は、今からでもできることはあると、
背中を押していただけたのではないかと思う。

午後の検定は、ヒリヒリとした緊張感ただよう授業技量検定。
検定者に、松島博昭先生をお招きして、D表8名、C表5名。
合わせて13名の受検が、ほぼノンストップで行われた。

一番勉強になるのは当然受検者だが、
長谷川先生と松島先生のコメントを聞いて、
見学に来て下さった参加者の先生方もたくさんの学びをいただく
ことができたのではないかと思う。
学びだけではなく、次の検定に立候補する勇気をもらえた先生も。

次回第7回が行われることも決定した。
検定後、すぐに17名ものお申込をいただいた。
講師の先生方の魅力。
必死に受検する受検者の姿に見せられてのことではないかと思う。

7/10/2022

2022.7.9 長谷川博之教師力パワーアップセミナー

みなさま、おはようございます。

埼玉教育技術研究所です。

2年ぶりのフィジカル開催となりました!

会場の人数制限はありましたが、オンラインなしのフィジカルのみの開催に、コロナ前の雰囲気が戻ってきたように感じました。

第一講座の長谷川先生の最新実践では、今年の学級通信が公開されました。
一人一人の生徒の日記に対して、長谷川先生がどのようにコメントをしているのかがわかります。例えば期末テストを終え、漢検の勉強へとシフトする子に対してのアドバイス。国語授業で変容している子への激励等、参加者は通信からわかる長谷川先生の最新実践の情報をたくさんいただけたことと思います。

その後に行われた講座は、大変な環境下で戦ってきた先生方の実践に、長谷川先生がコメントをしていく流れで進みました。
荒れを乗り越え、改善し、笑顔でその場に立つ先生方の姿に感動しました。
同じような状況で困っている先生。
教師になって間もない若手の先生。
多くの先生方が勇気をもらえる講座群だったと思います。

最後にご紹介したいのは、初お披露目となった長谷川先生の道徳授業です。
事務局のオーダー通り、まさに「琴線にふれる」授業でした。
懇親会のスピーチでも、道徳の授業の話題が上がりました。
「長谷川先生の授業は重みが違う」
遠く離れたある国で日本人が活躍した事実を深堀りし、子どもにもわかるように様々な伏線をはる。
いくつもの伏線が、回収される過程で驚きや発見、感動がこみ上げてきます。
授業後、物販では長谷川先生の道徳授業コンテンツCDを買い求める参加者がたくさんいました。

次回は長谷川先生が直接指導をしてくださるコーチングセミナーと志士舞授業技量検定セミナーの豪華2本立てです。
私も事務局の一員として参加しながらも、セミナーが待ち遠しいです。

7/04/2022

2022.7.02 向山塾in東京

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


向山塾の魅力。

それは、講座の素晴らしさはもちろんですが、はやり向山洋一先生が常にその場にいて下さること。その空気を感じられることである。

講座の途中で、飛び込みで向山先生がコメントをされたり、ちょっとした一言が聞こえたり、師尾先生とお二人で話される時間も、すべてが貴重な時間だ。

谷先生、長谷川先生、小嶋先生が講座でお話くださったように、向山先生のすごさは計り知れない。話して下さった内容のどこまで理解できただろうか。

「あれども見えず」ばかりだ。


雪景色の授業は、その歴史的意味が全く理解できていなかったのだということを、長谷川先生の講座で知った。

お話を聞いて、そのすごさが何十倍にも感じられた。


向山先生の文章を読んで、谷先生がお話されることを1mmでも理解できるように。

これからも学び続けたい。

同じ思いで集まった先生方と一体感を味わえるのも、このセミナーの魅力なのだと思う。

今回の向山塾も格別だった。

次回は、場所を北海道にうつして行われる。

次回はどんなお話が飛び出すのか。

楽しみでならない。

6/18/2022

2022.6.18 第32回TOSS特別支援教育セミナー東京ハイブリッド会場

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所の野口です。

長谷川先生が、特別支援教育セミナーへ登壇されました。

長谷川先生のお話を生で聞ける。

やっぱりライブはいいなと、改めて実感しました。



セミナーへ登壇された先生は、TOSS特別支援教育誌を執筆されている小嶋悠紀先生、武井恒先生、翔和学園園長の伊藤寛晃先生です。

武井先生が支援学校の実践を語り、続いて小嶋先生が小学校、長谷川先生が中学校、そして伊藤先生が翔和学園のありのままの事実を語る。

どの講座も目が離せない展開でした。



長谷川先生の講座は、人生の中でもっとも問題行動が生じる思春期の子どもの事実です。

一人一人のエピソードが紹介されるたびに、圧倒的な子どもの事実に胸を打たれたのではないでしょうか。

共通していたのは、子どもに「錯覚」させること。

小学生から荒れ、二次障害を抱えるような生徒が、

『僕にもできる』

『私も変われる』

『人間は変わることができる』

と、変容していく。

一人一人の変容に、感動しました。



長谷川先生は、そのために何をすべきかも語ってくれました。

授業の腕はもちろんですが、やはり教師の心根の部分。出逢う子、出逢う子達を何とかしてあげたいという気持ちの大切さ。

長谷川先生は、その根っこの部分からずば抜けていると感じました。

教師の思想をもっともっと磨きたい。

そう考えた参加者もたくさんいたのではないでしょうか。



最後に登壇されたTOSS最高顧問の向山洋一先生のお話も、教師の根っこの部分でした。

今日学んだ特別支援の知識と技術。

さらに、根幹にある精神的な支柱。

もっともっと学びたい。

学び続けたい。

登壇された講師の先生方と向山洋一先生のお話を聞いて、参加者のみなさんと共に学びの熱の高まりを感じました。

6/14/2022

2022.6.5 長谷川博之と創るオンライン対応授業 中高向国初心者講座

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

志士舞教え方セミナーが終わっても、毎週末長谷川先生のセミナーで学ぶことができますね。



今回は、中学、高校の先生大注目の中高向国初心者講座です。

参加された先生方が、楽しみにされていたのは何の講座でしょうか。

どの講座も魅力的だったと思うのですが、やはり一番は、長谷川先生の授業を体験できる講座だったのではないでしょうか。

第6講座の「中高向国最高峰の授業 長谷川博之 授業ライブ」。

我に似な二ツにわれし真桑瓜

この俳句を見て、どのような発問がうかんでくるでしょうか。

私は、トークライン6月号の論文審査のお題であり、以前志士舞例会でも登場してきた句であるのにもかかわらず、頭をかかえてしまいました。

畑に瓜がなっていて、それが割れている。

我とは誰なのか。

「似るな」とはどういう状況なのか。

発問を考えるどころか、疑問ばかり考えていました。

しかし、長谷川先生の手にかかると、発問について思考するたびに、次々と情景が浮かんできます。

教えているのではなく、考えたり、参加者の意見を聞いているうちにです。



この授業を受けて、私の授業は講義から抜け出せていないと思いました。

説明が多く、子どもが思考する時間が少ない。

これでは授業が楽しくなるはずもないと反省するばかりでした。

長谷川先生が授業で学級経営を行えるのは、子ども達が自分達で学びのゴールへたどり着けたという実感を得られるからだと、今回の授業を受けて、強く実感しました。

参加されたみなさんも、きっとたくさんの学びがあったことと思います。



中学校では、小学校と違い、常に自分の学級に授業ができるわけではありません。

それでも、学級が1つになっていく長谷川先生のクラスは、やはり授業力をもって学級を1つにしていくのだと思います。



来週は、Wセミナー。

講座群を見ると、今回の授業とは違ったテーマで、また長谷川先生のお話を聞くことができます。

楽しみでなりません。


2022.5.29 Sunny教え方セミナー&第9回超・積極的指導法セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

本日、長谷川博之先生は名古屋にて、2つのセミナーに登壇しました。



1つ目は、Sunny教え方セミナー。

長谷川先生は、初めて模擬授業に立候補した先生方にアドバイスをしたり、代案を出したりしました。

初めて模擬授業に立候補された先生は、「土」という漢字の3画目が何を示すのか。上の1画目と2画目は、何を表すのかと、先行実践をもとに追試の授業をされました。

長谷川先生はこの授業に対して、四分六の構えや板書の仕方、マーカーの色を変えること等、その場で瞬時にアドバイスをされました。

授業をされた先生はもちろん、参加者全員がたくさんの学びをいただけました。



2つ目は、今回で9回目となる超・積極的指導法セミナー。

模擬授業対決は、最初の1分間の授業を行い、勝ち残った人が残り2分の授業をできるという形で行われました。

道徳、国語、英語のどの部門にも、シングル級の先生が立候補されていて、授業力の高さを感じられたことと思います。

セミナー後半。

長谷川先生にオーダーされた講座内容は、「長谷川氏が語る学級担任から学校改革へのステップ」。

長谷川先生が行った学校改革はいくつもありますが、その中でも印象深かった内容が、「20人の不登校がゼロ」という事実です。

しかも、小学校から不登校の生徒がです。

なぜか。

その理由の1つが、「授業」です。

授業は学校生活のほとんどをしめています。

長谷川先生の知的で楽しい授業を受けられるとなれば、学校へ行きたくなる気持ちは、長谷川先生の模擬授業を受けたことのある先生ならおわかりのことと思います。

さらに、細かな技術として、「いじる、かまうスキル」を教えてくれました。

かまわれて嬉しいと思わせるスキル。

そして、その上で、「褒めるスキル」。

長谷川先生は、学校でやんちゃと話していれば、かまうも褒めるも上手くなると言います。

やんちゃな子に回避感情を抱かず、中へ入っていくことの大切さも教えていただけました。



来週も、再来週も、週末は長谷川のセミナーが続きます。

セミナーごとに違ったテーマで、長谷川先生からお話を聞くことができます。

楽しみですね。

5/22/2022

2022.5.21 第23回 夢現塾改

みなさま。おはようございます。

埼玉教育技術研究所です。



昨日は、教え方ファイナルに引き続き、夢現塾も行われました。

午前中の教え方だけに参加する予定だった方も、急遽、午後も長谷川先生のお話を聞きたいと残ってくれました。

夢現塾は、教え方よりも、もっと深く長谷川先生の実践について学ぶことができます。

この日、多くの先生方が釘付けになったのが、長谷川先生が過去に書いてきた通信です。

ハードカバーが2冊。

担任した子供達の保護者が作ってくれたのだそうです。

保護者が通信を製本したと聞いただけで、当時から異次元の学級経営を行っていたことがわかります。



講座前半、塾生による「勤務校の実践発表」と「模擬授業」が行われました。

長谷川先生から学んだことを現場で実践し、上手くいかなかったことに対して、その場でアドバイスをもらいました。

実際に子どもに対して行った指導を再現された先生は、その時の具体的な言葉のかけ方までレクチャーしてもらえました。

普段の大人数のセミナーと違って、お一人お一人がディープに学ぶことができるのが、夢現塾の魅力なのだと思いました。

模擬授業も、ストップがかかり、長谷川先生がその場で授業をなおしてくれる手厚い対応でした。

発問、順番、代案等、参加者にとって充実した時間になったことは、間違いありません。


また、塾生が行った「みどり」の詩を長谷川先生が授業してくれました。

授業をやった塾生にとって、濃密な学びになったことと思います。

発問を重ねていくたびに、詩の情景が鮮明になっていきました。

また、子役の解答に対する対応の一つ一つが、会場の雰囲気をあたためます。

フィジカルでしか感じることのできない、授業で教室を一つにしていく雰囲気を体感することができたのではないでしょうか。


最後のQAも、夢現塾ならではの内容でした。

その場で質問をして、長谷川先生が答えていきます。

一人一人の悩みに対して、代案が出されました。

アドバイスをもらえた先生方の表情も明るくなっていきました。

次回の夢現塾も、今から楽しみですね!

2022.5.21 第10回 志士舞教え方セミナー「ALL長谷川博之セミナー」

みなさま、おはようございます。

埼玉教育技術研究所です。

昨日、3月から始まった教え方セミナーが、ファイナルをむかえました。

最終回は、長谷川博之先生が、全ての講座を担当するセミナーでした。

長谷川先生の授業、学級経営について知ることができる大変貴重なセミナーでした。



参加されたみなさまは、どのお話が印象に残っているでしょうか。

私はやはり、「学級の5段階」が強烈に残っています。

第一段階の「混沌・緊張期」から順を追って、一つ一つ丁寧に解説していただけたらからです。これまで単独のセミナーで、何度もお話をしてくれましたが、今回は「教え方」なので、初心者の目線に立って丁寧に教えていただけました。

学級目標の評価までのサイクル。

やらせることは、100点満点を目指さないこと。

そもそも子どもは、学級をよくしようと思っていないこと等。

ここにあげたらきりがないくらい、たくさんの学びをいただけました。

以前お聞きしたはずのお話も、ちゃんと理解できていなかったと思える場面がいくつもありました。

なぜ、自分の学級は、なかなか次の段階へ進めないのか。

長谷川先生のお話をお聞きして、試していきたいことがいくつも発見できたのは、きっと私だけではなかったと思います。



また、授業の大切さも再確認できました。

知的で楽しい授業をするから、学級がまとまっていくこと。

長谷川先生のお話を聞いていて、よくわかりました。

私は、過去に学級がうまくいかなくなってしまった経験があります。

その時、講義のような授業を垂れ流していたのにもかかわらず、いざ運動会や音楽会等の行事となると、「みんなで協力しよう」と投げかけていました。

普段の授業で助け合える、協力し合える関係をつくっていないのにもかかわらず、ここぞとばかりに「協力を強制」したから上手くいかなくなってしまったのだと反省しました。



今回、長谷川先生に学級の5段階を教えていただき、自分の学級経営を見直すきっかけをもらえたことと思います。

教え方セミナーは終わってしまいますが、さらに、長谷川先生の実践を知りたい!という方は、ぜひ単独のセミナーにも参加してみて下さい。

なんと、すでに来週、愛知で長谷川先生が登壇されることが決まっています。

今後の予定を全て知りたいという方は、「TOSS最新講座」で検索してみて下さい。TOSSのセミナー一覧から、長谷川先生のセミナー開催日を知ることができます。

今回、教え方に参加していただいた方と、また一緒に勉強できる日を楽しみにしております。

5/15/2022

2022.5.15 第9回 志士舞教え方セミナー & 志士舞オンライン検定

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



3月からお届けしてきた志士舞メンバーによる教え方セミナー講座。

本日で9回目となり、最終日をむかえました。

最後の講座のテーマは、
「学級経営を成功させるための『ワザ』大公開」!

そもそも学級経営とは何なのか。

授業はもちろん、その他の時間に、具体的にどんなことをしたらよいのか。

今よりもっと学級の人間関係を深めるにはどうしたらよいのか。

メンバーの失敗談や成功体験を通してお伝えしていきました。


授業編では、英語の授業を例に、人間関係の深め方をご紹介しました。

話し合いのさせ方にも色々な種類があり、英語に限らず追試可能な内容でした。


日常編も、メンバーの実践をもとに解説されました。

ありがとうゲームやふれあい囲碁、係活動等、明日から実践してみたい内容ばかりでした。

こちらは、長谷川先生の学級通信本にも登場します。

詳しく知りたい方は、ぜひ、書籍も読んでみて下さい。


最後は、みなさまお待ちかねの長谷川先生の学級経営講座です。

今年も、長谷川先生は学級担任をしています。

現場の実践をリアルタイムで知ることができました。

その1つが、学級通信です。

周りの先生方が通信を出していない状況でも通信を出す。

子どもの利益を優先するお話に、勇気をもらえた参加者はたくさんいたのではないでしょうか。

また、小学校時代、学校へ来れなかった子が、長谷川先生の授業を楽しみに学校へ通うようになったお話。

学校生活のほとんどは授業です。

レクではなく、授業を楽しくする。

授業の大切さに、気付かせていただけました。

もっと、もっと、腕を上げて、授業で不登校の子ども達にアプローチできる教師になりたいですね。



教え方セミナーの後は、志士舞オンライン検定です。

セミナー終了後、すぐに検定が始まりました。

10名の先生方が、息つく間もなく、次々と授業をされる光景は圧巻でした。

検定者は、長谷川先生と群馬代表の松島博昭先生です。

授業はもちろんですが、お2人のコメントからたくさんの学びをいただけたことと思います。

その中で印象的だったのが、「子どもにどう見えるかが大事」という言葉です。

画質が悪かったり、せっかく画面に出ている先生の顔や体で、文字を隠してしまったりする場面がありました。

微差が大差という言葉にもあるように、画質への配慮も子ども達にとってわかりやすい授業ができるようになるために大切なのだと学ばせていただけました。

また、普段のフィジカル対応の授業も同じですが、授業の最初をそろえることやとりあえず発問をしてはいけないこと、余分な言葉を削ること等、たくさんの気付きをいただけた濃密な1時間10分でした。


さて、次回の教え方セミナーですが、これまでと違い長谷川先生が語って語って語り尽くす「ALL長谷川セミナー」です。

長谷川先生のお話を、1時間30分も聞けるセミナーです。

参加条件がありますが、ぜひ、たくさんの方に聞いていただきたいです。

2022.5.7 第8回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

毎週末に行ってきた教え方セミナーも、いよいよ終わりが近づいてきました。

今回のテーマは、「生徒指導」。

志士舞メンバーが、長谷川先生から学んだ生徒指導について、

語り尽くしました。


第2講座。

長谷川先生の生徒指導といえば、「積極的生徒指導」を知らない方はいないかと思います。

積極的生徒指導とは何なのか。

また、その逆で、消極的生徒指導とは何なのか。

具体的な事例をもとに、わかりやすく教えてくれました。

私自身、事が起こってから行う後者の生徒指導ばかりを続け、

失敗をしてきました。

長谷川先生から「積極的生徒指導」を学び、問題行動を予防する方法を行うことで、学級が少し落ち着いてきた経験があります。

書籍にもなっていますので、今回参加することが難しかった方には、ぜひご覧いただきたいです。


続いて、第5講座。

男性教員なら、多くの方が悩んだ経験があるのではないでしょうか。

「高学年女子、思春期中学生対応」です。

一度関係が難しくなってしまうと、修正することは難しいですよね。

そこで、授業や休み時間にできる関係構築のコツをご紹介しました。

授業の力量に関係なく、誰でもできる内容です。

今年、気難しい女子を担任している方。

思春期まっさかりの中学生との関係づくりで悩んでいる方。

少しでも参考になる内容をお伝えできたのなら幸いです。


最終講座。

長谷川先生は、担任はもちろん、生徒指導主事の目線からも生徒指導について語ってくれました。

まず、生徒指導主事。

年間計画を見て、学校の目指すべきゴールを確認すること。

指導体制を確立させるとともに、やったことを教員同士がお互いに評価できる仕組みをつくる。

それらの下に、担任の仕事がくることを教えてくれました。

私は、長谷川先生のお話を聞いて、学校が落ち着いているから、初任者の先生も安心して授業ができるのだと思いました。

今年、生徒指導主事という立場にいなくても、教えていただいた目線から学校、学年、子どもを見ると、今までと違った指導ができるのではないかと思います。

では、担任は何をしたらよいのか。

長谷川先生は、「子どもの居場所」をつくることを教えてくれました。

係や当番をつくる。

子どもを褒める等。

一人一人の居場所づくりを行うことの大切さがよくわかりました。


さあ、志士舞教え方セミナーも最終局面です。

次回は、メンバーが行う教え方のファイナルをむかえます。

最後のテーマは、「学級経営」です。

事務局の一人ですが、メンバーの1年間の実践はもちろん、長谷川先生の学級経営講座が今から楽しみにでなりません。

5/03/2022

2022.5.3 第7回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

ゴールデンウィークも志士舞教え方セミナーはノンストップです!

今日はたっぷり3時間半。

長谷川先生の講座を2本も聞くことができました。



午前のテーマは生徒指導、午後は授業と、現場の実践には欠かせない講座ばかりでした。

メンバーの講座は、合計16本!

生徒指導では、第七講座のトラブル対応術が印象に残った参加者も多いのではないでしょうか。

小学校(低学年)編では、実際に喧嘩が起こってしまった場面を実演して、その解決策について解説しました。

喧嘩をした2人の間に入り、どうしたらお互いを納得させられるか。

様々な状況を設定して教えてくれました。

中学校編は、隣の教室から教師と生徒の怒鳴り声が聞こえてきた場面です。

目の前の子どもに何を伝えるのか。

他の先生への応援はどうするのか。

ヒートアップしている教師と子どもへの対応等。

事が起これば、瞬時に対応しなければならない場面を、1つ1つ丁寧に解説してくれました。

このような事態を想定しておくからこそ、本番も落ち着いて行動することができるのだと思いました。


2本立ての長谷川先生の講座。

合わせておよそ1時間も、長谷川先生のお話を聞くことができました。

午前は、会場にいる参加者の質問にその場でこたえる形で始まりました。

掃除やLINEのトラブルについて、長谷川先生が1つ1つ対応を教えてくれました。

長谷川先生は、当番表を作らないと言います。

当番表がなくても動ける子ども達を育てる。

スキルだけでなく教育の思想までも教えていただけました。

さらには、現在勤めている学校の改革。

スキー合宿をなくし、キャンプに変える。

これも、長谷川先生の高い教育の思想があるから、変わっていくのだと思いました。



午後は、授業の型をつくること。

その上でオリジナリティーを出していく。

授業の上達論について話してくれました。

子どもの不適応行動を子どものSOSと捉える。

あくびした子を見て、「あくびさせてしまった」ととらえる感覚。

このお話を聞いて、「仕方ない」と思っていた自分がいないかとはっとさせられた参加者の先生もいたのではないでしょうか。

以前も長谷川先生は、大切なことは子どもが教えてくれると話していました。

どんな技術も、知っていても使えなければ意味がありません。

技術の根底にある高い教育の思想があってこそなのだと、午後のお話を聞いていて感じました。



ゴールデンウィークの教え方セミナーは、5月3日と7日の2日間です。

今回、残念ながら参加できなかったという方も、ぜひ7日の日にご参加いただきたいと思います。

次回のテーマも、なんと、生徒指導です。

長谷川先生の生徒指導。また続きが聞けると思うと楽しみでなりませんね。

4/30/2022

2022.4.30 向山塾

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



向山塾といえば、向山洋一先生に直接お会いでき、しかも教えを乞うことができることが魅力です。

今回、なんと、向山先生直々に、「授業の原則十ヵ条」について教えていただく機会があったのです。

もう、メモの手が止まりませんでした。

私は勉強不足で知らなかったのですが、この十カ条、実は順番にも意味があったのです。なぜ、この順番で並んでいるのかも、十カ条を発表する前に吟味されたそうです。

さらには、第一条の「趣意説明の原則」から第十条の「激励の原則」まで、1つ1つ丁寧に向山先生の口から指南いただけました。

参加した先生方は、向山実践を追い続ける先生方ばかりでしたから、すでにご承知のことと思いましたが、私にとっては宝物になりました。

学んだことを実践するのはもちろん、広めていきたいと思います。



後半には、行く先々の荒れた学校を立て直してきた長谷川博之先生の講座がありました。

テーマは、「続:長谷川博之の学校を立て直す仕事術」。

長谷川先生が、どのように学校改革を行っていったのか。

TOSS・SNSをお読みの方だったら、知りたくてたまらない情報ですよね。

今回は、その具体的な場面につっこんでお話をお聞きすることができました。

例えば、職員会議。

これを1つとっても、当たり前と思っていた概念を覆すものばかり。

このような道を、長谷川先生が切り開いてくれるから、次に続く人が現れるのですね。

全てを追試することは到底できませんが、参加された方が勤務校で1つでも変えていけば、多くの子供達に還元されるのだと思います。

これも、向山塾でしか聞く事ができない、特別な講座でした。

教え方セミナー期間に行われましたが、長谷川先生は日々の忙しさを微塵も感じさせず、笑顔で明るく講座を行っていました。

その姿からも、参加者は学びをいただけたのだと思います。

次回7月会場も楽しみですね。

4/23/2022

4.23 第6回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所の野口です。

今回のテーマは、不登校を予防する方法と対応力の向上。

志士舞メンバーによる勤務校の実践もたくさん紹介されました。



まずは、予防の観点から。

第3講座「授業で子どもの自尊心を向上させる」。

詩「ゆき」の教材を扱って、授業で成功体験を積ませる方法は、まさに目から鱗が落ちる内容でした。

子どもを活躍させるために必要なスキルが、盛りだくさんでした。

授業をしながら、ところどころ解説をしてくれたので、わかりやすかったです。

今回は国語の教材でしたが、他教科でも使えるスキルもありました。

楽しく知的な授業を行うことも、不登校の予防になりますね。



続いて、対応の観点から。

第7講座「不登校児童の問題に全員で対応するシステムづくり」。

今や担任1人で、1人以上の不登校の児童・生徒に対応しなければならない現状にあります。

そこで、担任、もしくは学年主任等がハブになり、生徒指導主任や教育相談主任等と連携して、サポートしていく体制をつくらなければなりません。

私も講座を聞いていて、勤務校の不登校の子のサポート体制をもっともっと充実させたいと思いました。



そして、最後は、みなさまお待ちかねの「長谷川先生の講座」。

長谷川先生は、不登校の児童・生徒をスマホに例えて教えてくれました。

スマホは、充電が切れれば使えなくなります。

不登校の児童・生徒の充電が切れてしまうのは、どんな状況なのか。

不登校に陥ってしまう子どもの感覚がよくわかりました。

このような不登校の基本的なことから、不登校の段階の追い方など。詳しいところも解説してくれました。



私も含め、参加者にとって、平日の勤務は放電。

そして、この教え方セミナーで長谷川先生のお話を聞ける時間が充電なのだと思いました。

今日も学びを充電して、明後日、仕事へ行くことが楽しみになりましたね。



次回教え方は、来週。

ゴールデンウィーク期間です。

5月3日が今から待ち遠しいですね。

4/16/2022

2022.4.16 第5回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


第5回は、Zoom開催でしたが、それでもたくさんの方に参加していただけました。

カメラの向うに100名を超える方が見ていて下さると思うと、事務局の1人して「精一杯お伝えしたい」と、気持ちが高まりました。


まずはじめにご紹介したいのは、長谷川先生の講座です。

普段は単独のセミナーでお話するような内容を、惜しげもなく語っていただけました。

発達障害の定義やASDの具体的対応等。

誰もが一度は耳にしているはずの内容も、いざ言葉にしようと思うとすぐに出てきません。

長谷川先生のお話を聞いて、学びを振り返ることができました。

しかし、知識が増えても、使えなければ意味がありません。

この教え方セミナーをきっかけに、今一度、普段の自分の対応を振り返り、行動を変えていけるようにしたいですね。


続いて、志士舞メンバーの講座です。

みなさんは、どの講座が一番印象に残ったでしょうか。

どれもテーマの特別支援について、自分の体験談、失敗談から学んだことが語られていて、印象深いものばかりでした。

上手くいかなかった経験があっても、学び続けていくことで上達することができる。

特別支援のスキルだけでなく、学び続けることの大切さが伝わってきました。

その中でも、オープニング講座の校内研修を続けたメンバーの成長。

ビフォー、アフターの写真を見ただけで、立ち位置、目線等、その変容に驚かされました。

メンバーの講座から、「学びの熱」も伝わってきました。

勤務の疲れも吹き飛び、また来週も元気な姿で子ども達の前に立つエネルギーが届いていたら嬉しいです。


次回は、4/23(土)です。

テーマは、『不登校』です。

本日の教え方セミナー後、メンバーでこの日の講座検討も行いました。

今から来週のことも考え、準備をしています。

コロナ休校明けから一気に増え続けてきたこの難題に、メンバーの経験が少しでもみなさまのお役に立てたら嬉しいです。

メンバー一同、たくさんの参加を心よりお待ち申し上げております。

4/03/2022

2022.4.3 第4回教え方セミナーin浦和

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



第4回も、ハイブリッド会場です。

今回もたくさんの先生方にご参加いただけました。

埼玉県では、8日始まりの学校がほとんどです。

そこで、午前のテーマは、『一年間を決める!「黄金の三日間」直前準備講座』です。

黄金の三日間に焦点をあてた講座が数多く展開されました。

中でも、3連発で行われた「1日目」、「2日目」、「3日目」と、1つの講座で3日間を徹底解析した講座が魅力的でした。



最高の出会いを演出する黄金の一日目。

演出のために準備することは、次の3つでした。

名前を覚えること。

子どもの情報を集めること。

学級のゴールを考えておくこと。

きちんと準備をしておくからこそ、子ども達の出会いを成功させることができるのだと思います。



ルールと規律を打ち立てる黄金の二日目。

ポイントは、担任がいなくても過ごせる一日の流れをイメージすること。

朝来たらまず何をするのか。

日直はだれがやるのか。

休み時間はどのように過ごすのか。 

筆箱の中身は何を持ってきていいのか。

雨の日の過ごし方は。

窓は誰が開けて、誰が閉めるのか。

など。

事前に教師がいくつも考え、手立てを打っておく必要があることを学べました。



最後は、集団としてのまとまりをつくる黄金の三日目。

やはり大切なのは授業だということが、よくわかりました。

学校の日程によっては、三日目に授業をすることが難しいこともありますが、隙間時間でできるミニ授業のネタをためておき、いつでもできるよう準備しておく必要があることを学べました。



ここで終わりにしてしまっては力がつきませんので、参加者のみなさん同様、私自身も学んだことを生かして準備を進めていきたいと思いました。



長谷川先生の講座では、なんと、長谷川先生の学級目標の作り方を教えていただけました。

当然、長谷川先生とまったく同じやり方で決めるのは難しいです。

しかし、教え方セミナーの参加者に合わせて、5年目までの先生も実践できる形で示していただけました。

そして、学級目標を決める上で一番大切なことも、惜しげもなく語ってくれました。

それは、全員の□□□□□□をとること。

□の中に入る片仮名6文字。

参加された先生なら、すぐにわかると思います。

「教え方セミナー」のレベルを超えて、たくさんの学びをいただけました。



次回、第5回はいったんZoomにもどります。

今度は、オンラインで参加者のみなさまと学びを共有したいです。

たくさんの参加を事務局一同、心よりお待ち申し上げております。

3/27/2022

2022.3.27 第4回 志士舞教え方セミナーin大宮

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



第4回は、大宮ソニックシティ会議室でのハイブリッドセミナーとなりました。

久しぶりにフィジカル参加された先生からは、
「やっぱりライブがいいですね!」
と、感想をいただけました。

会場でしか味わえない雰囲気、学びが確かにあるのだなと思います。

講座、授業のリズム&テンポ。

同じ志をもって集まった参加者との一体感。

ZoomにはZoomの良さがありますが、やっぱり対面が一番です。



今回は、会場で行われることもあって、午前・午後の長丁場でした。

午前のテーマは、『黄金の三日間準備!基礎編 ~黄金の三日間にやるべきことを完全網羅~』。

すでに内示が出て、次の学年も決まりつつあると思います。

黄金の三日間の前。

しかも、春季休業が始まったばかりだからこそご紹介したい講座がたくさんありました。



どの講座も魅力的でしたが、午前から1つだけ選んで紹介したいと思います。

第7講座「一年間の授業を安定させる!授業規律&ルールのつくり方」です。

私は、最初は順調にスタートを切ったのに、だんだん規律が乱れ、授業が成り立たなくなってしまった経験があります。

だからこそ、規律とルールの大切さが身に染みて分かります。

志士舞メンバーが、初任のときと現在の映像を比較することで見えてくる規律を、参加者とともに考えて学ぶことができました。

休みの日に身銭を切って足を運んで下さった志の高い先生方との意見交流は、楽しいひと時でした。


続いて、参加者のみなさんもお待ちかねの長谷川先生の講座について、
少しだけご紹介したいと思います。

長谷川先生にオーダーされて講座名は、
「黄金の三日間~失敗しやすい場面とその打開策~ 」です。

2015年の実践をもとに、子ども達がどのように変容していったのか。

そのために、長谷川先生ご自身が何をされたのか。

大変な状況から始まった子ども達が、1人、また1人と変容していく様子が、話を聞いていて想像できました。

同時に、来年度への熱意をいただけました。

長谷川先生の情熱から、エネルギーをいただき、明日から始まる新年度への準備が楽しみになりました。


次回も、ハイブリッドで行います。


4月3日(日)です。

黄金の三日間直前のセミナーです。

今回の学びを生かして準備を進め、3日のセミナーでさらにパワーアップできるようにしていきたいですよね。


3/26/2022

2022.3.26 第82回向山型国語教え方教室

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


向山先生、谷先生、河田先生、そして長谷川先生。

超豪華講師陣によるセミナー。

向山型国語教え方教室が、東京ビッグサイトで開催されました。


河田先生の授業は、新年度の授業で使える内容をご紹介いただきました。

その1つが、光村小学校国語の教科書に登場する「漢字の広場」です。

無駄な言葉が削られた発問と指示。

それでいてわかりやすい。

その上、楽しい!

隣近所と協力して文章を作る場面は、とても盛り上がりました。

これが教室で実践できたら、子ども達が大盛り上がりすること間違いなしです。


続いて、谷先生の講座。

向山先生の実践を紹介していただけました。

「恵理子は昨日新潟へ行った。」の文章をもとに、3つの発問でレトリックを教える。

『楽しい国語授業の法則』に書かれた実践です。

講座では、発問だけでなく具体的な指示にまでふれて、さらに追試しやすい形で示していただけました。

苦手な子が活躍できる。

しかも、新年度にルールを教えながら実践できます。

会場にいる参加者の多くが、すぐに追試したいと思ったはずです。


そして、長谷川先生の講座。

1つの短歌をあつかいました。

5、7、5、7、7のたった31文字の言葉を、参加者が食い入るように見ていました。

長谷川先生の知的に熱中する発問の連続で、「脳に汗をかく」感覚を覚えました。

答えを言ってみたい。

挑戦してみたい。

長谷川先生が発問する度に、脳がフル回転しました。

国語の先生でなくても、4月の授業開きでやってみたい!

と、参加者の誰もが思ったことと思います。


最終講座の向山洋一先生のお話。

「子どもを褒めているか」

私は、この一言が心に残って離れませんでした。

お勉強が苦手な子に。

家庭環境に恵まれていない子に。

今年はどれだけ寄り添えたのかと、自分の学級を振り返りました。

向山先生のメッセージが、多くの参加者の胸に刺さったことは間違いありません。

今回も大盛況の教え方教室でした。


そして、なんと、次に長谷川先生のお話を聞けるセミナーは、明日!

大宮ソニックシティで、TOSS志士舞教え方セミナーが開催されます。

明日の開催が待ち遠しいですね!


2022.3.20 長谷川セミナーin福岡

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所の野口です。



教え方セミナーの後、長谷川先生は福岡に移動して単独のセミナーに登壇されました。

講座は、0から9まで以下のラインナップです。

第0講座 誤魔化し無しの実録映像
第1講座 教師「長谷川博之」の根底にある学校観・教育観・仕事観
第2講座 学級担任→学年→学校全体
第3講座 荒れとの格闘
第4講座 思春期対応
第5講座 部活動は体育授業そのもの!結果にこだわり、目標を確実に達成させる
第6講座 20代からの学校改革
第7講座 学校行事
第8講座 無気力な子供に授業でどうアプローチしているのか
第9講座 QA

いかがでしょうか。

1日のセミナーをかけて、長谷川先生の実践はもちろん、スピリットまでも引き出そうという事務局の意図が伺える内容ですよね。

この講座群が、ほとんど休憩なし、語りっぱなしで進みました。



どの講座も魅力的だったのですが、私が一番印象に残った内容を2つご紹介します。

1つ目は、第3講座の「荒れとの格闘」です。

長谷川先生にとって、「荒れ」とはやんちゃ、ヤンキー対応だけではなく、無気力や心の荒み、落ち込みも含みます。

教師をやっていれば一度は子どもから言われたことのある
「みんなに見られている気がする」、「A子が睨んでくる」といった相談です。

このような相談を受けたときに、瞬時に対応できる引き出しが必要です。

その具体的なポイントを3つ教えてくれました。

「認知」

「感情」

「出来事」

です。

子どもの言葉を3つのポイントに分類して考えてみる。

そうすると、その後の対応が決まってくるといった内容です。

このような引き出しを持っているからこそ、現場で本当に困っている子どもの力になってあげられるのだと思います。



2つ目、第7座の「学校行事」です。

長谷川先生の学級をNHKが密着されたときのお話。

一筋縄ではいかないような子ども達が集結している学級の子ども達が一生懸命歌う内容に、感動しました。

「歌うことに意味があるのか」

という子ども達を目の前に、どのような語りをしたらよいか。

演習形式で進むお話の中で、ここでも長谷川先生のスピリットを感じました。

技術ももちろん必要だけれど、やはり根底は教師がどれだけ子供を伸ばそうとしているかの心の部分なのだと強く感じました。



次回は、東京ビッグサイトで行われる「向山型教え方教室」です。

次もどんなお話が聞けるのか。楽しみでなりません。











3/19/2022

20221.19 第2回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

第2回、教え方セミナーが終わりました。

テーマの「現場ですぐに使える!GIGAスクール構想の具体的実践」について、
志士舞メンバーの現場実践をお届けしました。

長谷川先生の講座では、教室実践のお話までお聞きすることができました。

今回もZoom開催でしたが、多くの先生方に参加していただけました。


メンバーの実践では、国語や算数、英語はもちろん、教科の特性を生かした内容に加え、今回のテーマでもあるICT機器を活用した個別最適化の学習を取り入れた内容をご紹介しました。

どれも魅力的な講座ばかりでした。

その中で、反響の大きかったのは、やはり長谷川先生の講座です。

普段の授業があって、ICT機器があること。

長谷川先生のお話を通じて学ばせていただけました。

さらには、不登校やコロナ不安で登校することができない子への配慮。

どんな場面でも「全員参加の授業」を貫き通すことの大切さを教えていただけました。

メンバーの講座でも扱っていましたが、ICT機器ありきの授業ではなく、普段の授業をさらに深める手段なのだということがよくわかりました。



もう一つご紹介したいのは、ICT機器を活用した体育実践です。

子どもの運動場面を動画撮影して、自分の動きを見直す。

跳び箱やマット運動等で、見たことがある方もいると思います。

講座では、その時のコツを紹介してくれました。

さらには、持久走のラップタイムの測定場面。

ICT機器をフル活用し、運動量を増やすことができる魅力的な内容でした。

明日にでも挑戦してみたい活用法が盛りだくさんでした。


次回は、いよいよフィジカル会場です!

黄金の三日間をテーマにお届けします。

初めて参加される先生はもちろん、毎年参加されている先生もお友達をお誘いの上、
ぜひご参加下さい。

先生方の実践のお役に立てる講座をご用意して、お待ちしております!

3/12/2022

2022.3.12 第1回 志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



今年もこの時期がやってきました。

志士舞教え方セミナーの開幕です!!

初回からたくさんの先生方に参加していただけました。



テーマは、
あなたの教師力向上講座
です。

授業の組み立て方や導入の仕方、教態、発問、指示等。

授業の基礎、基本の講座が行われました。

どの講座も、初任からベテランまで、多くの先生方に聞いてほしい内容ばかりでした。


ご参加されたみなさまは、どの講座が印象に残ったでしょうか。

今回は、特に印象的だったものを2つご紹介したいと思います。



1つ目は、授業の組み立て方の講座です。

授業をパーツで組み立てること。

その効果は、子どもを集中させるばかりか、お勉強が苦手な子、やんちゃな子が授業に活躍できるなど。

目から鱗の内容ばかりでした。

追試すれば、間違いなく子どもの成長につながると思います。



2つ目は、発問・指示の講座です。

講座を聞いていて、耳が痛かったです。

NG発問・指示を自分もしていると考えさせられる場面があったからです。

問い方一つで、授業ががらりと変わる。

勉強が苦手な子が置いてけぼりにならず、しかも活躍できる。

もっともっと学ばなければと、背中を押していただけました。

授業の講座は、今後も続きます。

ぜひぜひ、たくさんの先生方に聞いていただきたいです。



さあ、第2回はすぐにやってきます。

次回は3月19日(土)です。

テーマは、現場の多くの先生が悩んでいる
「現場ですぐに使える!GIGAスクール構想の具体的実践」
です。

興味をもたれた方は、以下のアドレスをクリックしてみて下さい。
↓↓

まだまだ参加受付中です!

2/26/2022

2022.2.26 第22回 夢現塾

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



長谷川先生の実践をディープに学ぶ。

夢現塾がやってきました!

今年、久しぶりに担任をされた長谷川先生の実践を聞くことができる。

そう考えただけで、始まる前からワクワクが止まりません。



開始直後から塾生の模擬授業。

1人1人に、長谷川先生がコメントをしていきます。

何がよくて何がいけないのか。

非常に明確に教えていただけました。

授業をされた先生が一番の学びを持って帰ることができます。

また、聞いている参加者にとっても、自分の日々の授業と比較することで学びが深まります。

私は自分の教室実践を振り返りながら聞いていましたが、いくつも反省点を見つけることができました。

きっと塾生のみなさんも、たくさんの気付きがあったに違いありません。

授業の講座は最初の2つでしたが、この時点で1日のセミナーが終わったかのような充実感でした。



みなさまお待ちかねの長谷川先生の今年の実践。

今回は、長谷川先生が教室でどのような授業をされているのかを学ぶことができたのです。

ここでしか聞けないお話に聞き入ってしまいます。

耳を澄ませば、ペンを走らせる音が聞えてきました。

周りを見渡すと、塾生のみなさんが一生懸命メモをされていました。

自分を高めようと身銭をきってセミナーに参加される先生方の姿に、気持ちが引きしまる思いでした。

このような時間、場を共有できるからこそ、モチベーションを保つことができるのだと思います。



今回お話された中でとくに印象的だったのは、なんと、長谷川先生の授業をTOSS代表・谷和樹先生、さらには中央教育審議会の委員もされた堀田龍也先生が見に来たのです。

その場で授業を受ける生徒にとって、これまでに感じたこともない緊張があったことと思います。

しかし、授業をするのは長谷川先生です。

緊張場面の空気をあたため、子ども達がどんどん発言をしていく。

そんな場面が想像できました。

学年1のボスも、大人しい子も討論に参加し、いつも通りの授業になっていったのではないかと思います。



最後に行われた1時間を超える超ロングQA。

塾生から次々と質問が出ます。

長谷川先生の実践をさらに深く学ぶことができました。



明日、長谷川先生は休むことなく中学授業技量検定の検定者として登壇されます。

受験者に対して、どのようなコメントがとび出すのか。

こちらも今から楽しみでなりません。

2022.2.23 TOSS授業技量検定 審査員養成セミナー

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

本日、長谷川先生は審査員養成セミナーに登壇されました。



養成セミナーとは、授業技量を審査する検定者としての腕を磨く場です。

検定者は、次々と行われる受験者の授業に瞬時にコメントをしなければなりません。

15秒のつかみ(10点)1つとっても、次のような項目があります。

➊全体に通る声(4点)
➋第一発問・指示で全体を動かしている(2点)
➌15秒以内に子どもが学習活動に取り組んでいる(2点)
➍その他(2点)

オンラインで行われているので、受験者のためにコメント用のサイトを作りながらです。

検定する方が、このようなセミナーの場で腕を磨き続ける意味がわかる講座でした。

また、受験する立場で見ても学びの宝庫でした。

長谷川先生は、D表項目の「その他」に言及し、その評価の仕方を教えてくれました。

各項目について学べば学ぶほど、自分の授業の振り返りになります。

D表項目においては、自分自身の教態について改善点が見つかったのではないでしょうか。



また、長谷川先生は、ある参加者の第1発問について、次のように言及されました。

「ここで何人かの子どもが落ちる」(文責:野口)

日々の授業で、第1発問を意識していたか。

そもそも自分の発問1つで、ついていけなくなる状況を想定して授業をしていただろうか。

参加者の授業に対して行われるコメントでしたが、その場で授業をしていない者にとっても多くの学びをいただけたことと思います。

今一度、自分の授業行為の1つ1つを見直していかなければならないと感じた参加者はたくさんいたのではないでしょうか。



次回、長谷川先生が登壇されるセミナーは、第22回「夢現塾」です。

塾生には、その場でしか語れない長谷川先生の実践をディープに語っていただけます。

当日が待ち遠しいですね。

2/20/2022

2022.2.19 長谷川博之セミナー長野2022 生徒指導不安解消講座

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


長野県ホテル信濃路にて、

今年も長谷川先生と小嶋先生が講師を務めるセミナーが行われました。


第1、第2講座終了と同時に、参加者から聞こえてきたのが、

「もう1時間もたったの?」の言葉でした。

長谷川先生の今年の実践をたっぷりと紹介していただけたからです。

番長のトラブル対応。

子どもからみれば、完全に想定外の角度から切り込まれます。

その対応の1つ1つに、会場全体が聞き入っていました。


第3講座は、今回のテーマでもある生徒指導について。

会場の参加者が、忘れ物や冷やかし等の課題に挑み、長谷川先生にアドバイスをいただける講座でした。

参加者は、やんちゃな子役の原先生の対応に、なかなか上手くやりとりを続けることができません。

終了後、長谷川先生から教えていただいた対応は、知性にあふれ、子どもが自分の気持ちを伝えたくなる内容ばかりでした。

私も含め、メモの手がとまりませんでした。


そしてお待ちかねの授業講座。

教材は、「夏川を越すうれしさよ手に草履」等の句を授業しました。

討論の意見がばらける中、長谷川先生のさばきが見れました。

討論をするのだけれど、上手くいかない。

そんな人にぴったりの講座でした。


次回は来週水曜祝日に行われる「審査員養成セミナー」です。

また長谷川先生のお話が聞けると思うと、ワクワクしますね。

2/13/2022

2022.2.13 第2回 谷・長谷川セミナー

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

本日、TOSS代表、副代表のお2人が講師を務める「谷・長谷川セミナー」が開催されました。



長谷川先生の講座から、2本ご紹介します。

1つ目は、「目には青葉」の授業です。

長谷川先生の授業はいつもそうですが、会場の子役が熱中します。

俳句の7音を考える場面では、子役の先生方が知的に熱中していることがわかりました。

もし、毎日、このような授業を受けられたら、学校が楽しくて楽しくて仕方がない。

だから子どもたちが、授業でまとまっていくのだと思いました。



2つ目は、「英語の授業」です。

今日、長谷川先生が、初めて英語の授業を披露してくれました。

発問、指示、対応。全てが英語です。

会場の参加者が英語に堪能な先生というわけではありません。

その中で、オールイングリッシュの授業をすることが、どれだけ難しいことかがわかります。

しかし、長谷川先生の授業は、最初から最後まで会場の子役がついていけました。

日本の文化の「道」。

柔道、華道、書道等。

日本人の精神まで深くつっこんでいく内容です。

長谷川先生の英語力にもびっくりですが、授業の内容も感動的でした。

発問・指示、組み立てのお力なのだと思います。



次回は、来週。

土曜日に長野で「生徒指導」をテーマにセミナーが行われます。

今年担任をされている長谷川先生の生徒指導について、最新実践を学ぶことができます。

今から楽しみですね。

2/11/2022

2022.2.11 第12回 井戸砂織・長谷川博之に学ぶ スキルアップセミナーin埼玉2022

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。


3連休。

初日は井戸砂織先生を埼玉にお招きして行った「スキルアップセミナー」に、長谷川先生が登壇されました。


井戸先生の講座は、授業と同じで、リズミカルでテンポよく展開されていきました。

とくに、低位の子への対応の数々が感動的でした。
「暖かく優しく見守る」
井戸先生の子どもへの愛情が伝わってきました。

毎年お会いするたびに井戸先生ご自身が成長されている姿を見て、もっともっと学ばなけばならないと背中を押していただける気持ちになります。

来年の開催も決まり、埼玉で井戸先生にお会いできることが楽しみです。


長谷川先生の講座では、「授業の原理原則」において、最新実践が公開されました。

もはややんちゃを超え、一般的に指導が難しいと言われるような生徒が、生き生きと授業に参加するお話に感動しました。

長谷川先生との出会いを通じて、人生が開けていく。

1人や2人ではなく、教室にいる生徒全員がです。



授業だけではありません。

もう一つお伝えしたいことは、「集団形成を進めるスキル」についてです。

学級の五段階において、今回は各段階において何をすればよいのかをいつも以上に具体的に教えていただきました。

今の自分の学級の様子を想起し、どの段階にいるのかを考えました。

きっと会場で参加された方も、オブザーバーとして参加された方も、解散に向けてもう一歩学級を進化させる手立てを学べたことと思います。


明日は早朝。

明後日は谷長谷川セミナーと、連休中は毎日長谷川先生のお話をたくさん聞くことができます。

また多くの熱心な先生方と学びが共有できることを楽しみにしております。

2/06/2022

2022.2.6 第7回長谷川博之セミナーIN神奈川

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

今年で7回目となる神奈川の長谷川博之セミナーが行われました。



今回の講座群は、教育思想、生徒指導、理想の教師像等、長谷川先生の実践を深堀していく内容ばかりでした。

その中から厳選し、2つ紹介します。

1つは、これまであまり語られてきていない内容です。

第3講座「初任者指導担当として4月に伝えること」の中で、
教務主任時代に初任者指導をされていたことを話してくれました。

対応の原理原則や肯定的フィードバック。

ちょっとしたコツで紹介していただいた注意の「CCQ」。

どれも、1年目に、それも長谷川先生に教えていただけるなんて、
なんと幸せな初任者だろうと、参加した誰もが思ったのではないでしょうか。

初任者指導の内容でありながら、経験のある先生方にも役に立つ内容ばかりでした。

教えていただいたことを意識して、明日から子ども達と接していきたいですね。



2つ目は、長谷川先生の目指す理想の教師講座。

それはもちろん、師匠の向山洋一先生です。

長谷川先生が紹介して下さった向山洋一先生のエピソードを聞いて、
はたして自分は目の前の子どもを大切にできているかと、
心が揺さぶられました。

A男が500円を渡されるエピソードも、
向山先生がA男のことを深く考えていることを知り、
自分だったらどこまでできたかと考えさせられました。

何をするにも、1人の子どもに対して、
自分自身がどこまで考え、深くかかわれるか。

向山先生と長谷川先生の深い教育思想を学びつつ、
自分自身の思想について見なおすことができたのではないでしょうか。


来週は、なんと、谷先生と長谷川先生が登壇される、
「谷・長谷川セミナー」です。

本日参加したみなさまと、また一緒に勉強できることを
楽しみにしています。

1/30/2022

2022.1.30 TOSS中学東北セミナー

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


昨日の興奮もおさまらぬうちに、本日も長谷川先生のセミナーの時間がやってまいりました。

今回のテーマは、「教師が変われば生徒が変わる 主体変容から変わる学校改革」です。

井上好文先生と交互に行われる講座の数々は、目がはなせない展開でした。


どの講座も学びの宝庫でしたが、その中でも特に印象的だった講座を2つご紹介したいと思います。

1つは、模擬授業の講座です。

講師の先生の前で、参加者が次々と授業を行いました。

井上先生は、参加者の授業に何度も何度もストップをかけ、1つ1つ修正点を丁寧に指摘してくれました。

「せっかく立候補したのだから、1つでも勉強して帰っていってほしい」
(文責:野口)

という言葉に、井上先生の優しさを感じました。

授業の第一声、立ち位置、姿勢、目線等、教態面をたくさん教えてくれました。

授業者が参加者席に入っていくと、死角になる部分がある。

自分も気をつけなければならないと、たくさんメモをとりました。

他にも、参加者が実験に夢中になっているときに説明をしないこと。

活動を始めたら机間支援に入っていくこと。

ここに書ききれない様々な学びをいただけました。


もう1つは、やはり授業です。

長谷川先生が扱った「三日月」の詩。

1回読んで座り、座ってからもう1度読んでみましたが、時間帯は夜、フクロウがいる等、書いてある言葉をそのまま解釈することしかできませんでした。

しかし、長谷川先生の指示・発問に答えていくうちに、詩の見え方がみるみる変わっていきました。

誰でも答えられる簡単な発問で詩の世界に入り、知的な発問でその世界がさらに広がっていき、気が付けば授業に熱中していたのです。

自分の考えたことを言いたい!という気持ちになっていました。

きっと他の参加者のみなさまも同じだったと思います。

そして、最後の発問になる頃には、自分自身が、詩を一文で解釈する思考までたどりついていたのです。

最初は何も見えていなかったのにもかかわらず、ほんの数分の授業で見える世界がガラリと変わりました。

長谷川先生の授業を受けた子ども達が成長を実感するのは、まさにこの感覚なのだと改めて感じることができました。


明日から始まる学校生活。

今日の学びを還元していきたいですね。

1/29/2022

20221.29 伊藤寛晃氏×長谷川博之氏コラボセミナー

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


長谷川先生は、本日行われたコラボセミナー、明日の仙台セミナーと2日続けての登壇です。

コラボセミナーの魅力は、なんといっても「指導が困難な子ども達への対応」を学べるところにあります。

1回の注意では変わらない。

「~しなさい」では逆効果になる。

一筋縄ではいかない子ども達に、どのように対応したらよいか。

長谷川先生はもちろん、ご一緒に登壇された翔和学園の先生方から、目から鱗の対応策をいくつも紹介していただけました。

とくに印象的だったのが、「IST(インテグラルソーシャルシンキング)シート」の実践です。

子供の人間関係の調整を行うために開発されたシートです。

問題行動を起こしてしまう。

それも、自分の意志とは関係なくです。

そのような子をただ漠然と観察していても、解決策が見いだされるはずもありません。

翔和学園で開発されたこのシートを使えば、教師と子どもの思いを共有しながら、お互いに望みたい結果へと導いてくれる。

まさに『夢のようなシート』です。

私は翔和学園の先生方の実践を学び、目の前の「ちょっと」やんちゃな子ども達に対応することができていない自分に反省するばかりでした。

自分で開発するのは難しいことですが、教えていただいたシートを活用することは可能です。

今日参加された先生方が実践して広めていけば、支援を要する子ども達が救われると思いました。

本日、残念ながら参加できなかった先生方にも広めていきたいですね。


第4講座では、子供と信頼関係を築く積極的な生徒指導について長谷川先生が伊藤寛晃先生が対談形式で話をされました。

テーマは生徒指導でしたが、温かく、優しさで包み込むような対応の数々に、「学べば目の前のあの子も変わる!」と心に火をともしていただけました。

解散へのカウントダウンが始まった3学期。

まだまだできることはあると、お2人のお話に多くの参加者が勇気をいただけたと思います。


明日は仙台で、長谷川先生が井上好文先生と登壇されます。

テーマは、教師が変われば生徒が変わる 主体変容から始まる学校改革です。

これを聞いただけで、明日はどんなお話が聞けるのかとワクワクしてきますね。

コラボセミナーが終わったばかりですが、今から明日が待ち遠しいです。

1/15/2022

2022.1.15 第31回TOSS特別支援教育セミナー大阪ハイブリッド

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

3学期、最後の学期がスタートしました。

久しぶりの子ども達との生活にワクワクしながらも、1週間を終えて疲れを感じている人もいることと思います。



今日は、そんな疲れも吹き飛ぶ「特別支援教育」に焦点を当てたセミナーでした。

TOSS副代表の長谷川博之先生と小嶋悠紀先生、若手実践家の武井恒先生、安原昭博ドクター、特別ゲストに本吉伸行先生と、超豪華講師陣による講座の1つ1つから目が離せない展開でした。



中でも長谷川先生の講座『指導が難しい中学生を支える 職員集団の変革が、特に印象に残った参加者も多かったのではないでしょうか。

勤務校の職員集団づくりという大きな枠でありながら、私達参加者が実践できる形を具体的に5つも示してくれました。



その1つが、「模擬授業研修」。

授業の原則十箇条を職員研修版にして全職員と共有し、模擬授業を行いました。

回を重ねるごとに挑戦者が増え、長谷川先生が移動されて8年経った今も継続されているといいます。

長く続いているということは、研修を通して成長を実感しているということです。

ポイントは、授業のよいところを挙げ、改善点は1つだけ示すこと。

挑戦した先生を労い、次への意欲をもたせることがコツなのだと感じました。

教えていただいたことを、ぜひ、勤務校の実践につなげたいですよね。



続いて、「支援スキル向上研修」について、長谷川先生が実際に行った「アセス」や「Q-U」、「CMI」等、様々なツールを紹介してくれました。

どれもすぐに活用できるものばかりです。

さらに、長谷川先生が実際に使われた「問題解決ワークシート」を参加した全員にプレゼントのサプライズ。

自分の学級だけではいけない。

学校全体をよく見て、他学年、他学級の子ども達へも支援の輪を広げていってほしいというメッセージが伝わってきました。



勤務校で、具体的な支援が見いだせず困っている。

特別支援教育の問題が挙がっているのに、学校全体で対策が共有できない。

今日はその方法をたくさん学ぶことができたのではないでしょうか。



長谷川先生は、毎週のようにセミナーへ登壇されています。

次回は、一週間後。

「第2回TOSS志士舞オンライン授業技量検定セミナー」です。

もっと長谷川先生の話を聞いてみたい!というみなさま。

授業の代案を聞くことができます。

今から、一週間後が楽しみですね。

1/09/2022

2022.1.8~1.9 TOSS冬合宿

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


TOSS、冬の最大のイベント「TOSS冬合宿」が行われました。

8日~9日の2日間。

多くの驚きや感動をいただける講座群。

全国のTOSSサークルメンバーとつながれるブレスト。

この醍醐味は、合宿でしか味わえません。


1日目の目玉は、なんといっても長谷川博之先生の授業でしょう。

第5講座『TOSSの最先端授業者が提案する「向山型で情報活用能力育成」The授業』。

長谷川先生は、今まで誰も示したことのないまったく新しい形で授業を提案されました。

一人一台端末を活用した討論の授業です。

テーマは、「EVはエコか」です。

EVとは電気自動車のことです。

テレビのニュースやインターネットでは、「EV」と検索すれば多くの情報に触れることができます。

しかし、その情報が本当なのか。

テレビでEVはCO²を排出しないからエコだという多くの情報を耳にしますが、テレビだけしか見ていなかったらそれを疑うことはできません。

未来の情報化社会を生きる子ども達のために、正しい情報の選択方法も教えていかなければなりません。

そのためには、当然、教師自身の情報活用能力も必要です。

講座を受けることで、まったく新しい形の授業を学ぶことができました。

その上、長谷川先生はあえて複雑なICT機器を使わず、誰でも使える形で示してくれました。

今回の授業形態が、数年後には多くの教室で、当たり前のように行われている日がくるのかもしれない。

そう考えるとワクワクしますね。

同時に、その最初の一歩を切り開いた長谷川先生の提案が、日本の教育界にとって大きな価値があったことと思います。


その後、会議や分科会を終えブレストに突入。

私は埼玉部屋で参加していましたが、Zoomで他県とつながることができました。

直接会って話すことは叶いませんが、ボタンを押せば他の都道府県の先生方と話ができることも、新鮮な感覚でした。


2日目は代表の谷和樹先生の講座はもちろん、これからのTOSSを担う若手の先生方の授業を受けることができました。

学びたいこと、自身の課題によって見る視点は様々ですが、私は授業の組立が一番勉強になりました。

授業の山場をどこにもってくるか。

そのための布石をどこで投入するか。

塩谷先生は、最初にドローンを跳ばすという、誰もが惹きつけられる導入をされました。

このドローンが、その後の展開で登場し、山場で大きく盛り上がりました。

参加者の反応を見ていると、様々な布石が効いていることがよくわかりました。


多くの先生方は、11日(火)が3学期始まりだと思います。

学んだことを早速、現場の子ども達に生かすべく、今から授業の準備をしておきたいですね。

来週、長谷川先生は、15日(土)に行われる大阪の特別支援セミナーに登壇されます。

終わったばかりですが、次のセミナーが待ち遠しいですね。

1/08/2022

2022.1.4 長谷川博之が語る・自分史上最高の学級経営&第5回志士舞授業技量検定セミナー

みなさま。

明けましておめでとうございます。

埼玉教育技術研究所の野口です。



4日、火曜日。

お正月気分も一気に吹き飛ぶ学びの場。

長谷川博之先生の学級経営セミナーが行われました。

長谷川先生は毎週のようにセミナーに登壇されていますが、「学級経営」にしぼってたくさん語られるセミナーは、この時しかありません。

しかも、長谷川先生は今年担任をされています。

最新の実践を山ほどお聞きすることができました。

とくに、第3講座で語られた「2学期までの学級経営」。

長谷川先生が常日頃からお話されている「日常生活を大切にすること」が、よくわかりました。

日々の指導の積み重ねが、1人1人の成長へとつながること。

3学期の学級経営に生かせるお話をたくさんお聞きすることができました。



午後は、授業技量検定セミナーです。

検定者は、長谷川先生とTOSS群馬の代表を務める松島博昭先生です。

お2人が検定者席につくと、会場の雰囲気は一気に検定モード。

緊張がはしります。

受験者の先生方が、会場前方で発問・指示の確認。

授業の最終確認です。

私も受験者の1人として、この場に立たせていただきました。

つくった発問と指示を何度も、何度も繰り返し頭の中で話します。

本番も何とか用意した発問と指示で授業することができました。

年明けから検定を受ける参加者のみなさまと学びをともにすることができました。

きっと、受験された先生方も、充実した気持ちで1年のスタートを切ることができたのではないかと思います。


さあ、次回は、TOSS冬合宿2022です。

冬休み最大のイベントに、長谷川先生が登壇されます。

どんな授業が見れるのか。

今から楽しみですね!