5/22/2022

2022.5.21 第23回 夢現塾改

みなさま。おはようございます。

埼玉教育技術研究所です。



昨日は、教え方ファイナルに引き続き、夢現塾も行われました。

午前中の教え方だけに参加する予定だった方も、急遽、午後も長谷川先生のお話を聞きたいと残ってくれました。

夢現塾は、教え方よりも、もっと深く長谷川先生の実践について学ぶことができます。

この日、多くの先生方が釘付けになったのが、長谷川先生が過去に書いてきた通信です。

ハードカバーが2冊。

担任した子供達の保護者が作ってくれたのだそうです。

保護者が通信を製本したと聞いただけで、当時から異次元の学級経営を行っていたことがわかります。



講座前半、塾生による「勤務校の実践発表」と「模擬授業」が行われました。

長谷川先生から学んだことを現場で実践し、上手くいかなかったことに対して、その場でアドバイスをもらいました。

実際に子どもに対して行った指導を再現された先生は、その時の具体的な言葉のかけ方までレクチャーしてもらえました。

普段の大人数のセミナーと違って、お一人お一人がディープに学ぶことができるのが、夢現塾の魅力なのだと思いました。

模擬授業も、ストップがかかり、長谷川先生がその場で授業をなおしてくれる手厚い対応でした。

発問、順番、代案等、参加者にとって充実した時間になったことは、間違いありません。


また、塾生が行った「みどり」の詩を長谷川先生が授業してくれました。

授業をやった塾生にとって、濃密な学びになったことと思います。

発問を重ねていくたびに、詩の情景が鮮明になっていきました。

また、子役の解答に対する対応の一つ一つが、会場の雰囲気をあたためます。

フィジカルでしか感じることのできない、授業で教室を一つにしていく雰囲気を体感することができたのではないでしょうか。


最後のQAも、夢現塾ならではの内容でした。

その場で質問をして、長谷川先生が答えていきます。

一人一人の悩みに対して、代案が出されました。

アドバイスをもらえた先生方の表情も明るくなっていきました。

次回の夢現塾も、今から楽しみですね!

2022.5.21 第10回 志士舞教え方セミナー「ALL長谷川博之セミナー」

みなさま、おはようございます。

埼玉教育技術研究所です。

昨日、3月から始まった教え方セミナーが、ファイナルをむかえました。

最終回は、長谷川博之先生が、全ての講座を担当するセミナーでした。

長谷川先生の授業、学級経営について知ることができる大変貴重なセミナーでした。



参加されたみなさまは、どのお話が印象に残っているでしょうか。

私はやはり、「学級の5段階」が強烈に残っています。

第一段階の「混沌・緊張期」から順を追って、一つ一つ丁寧に解説していただけたらからです。これまで単独のセミナーで、何度もお話をしてくれましたが、今回は「教え方」なので、初心者の目線に立って丁寧に教えていただけました。

学級目標の評価までのサイクル。

やらせることは、100点満点を目指さないこと。

そもそも子どもは、学級をよくしようと思っていないこと等。

ここにあげたらきりがないくらい、たくさんの学びをいただけました。

以前お聞きしたはずのお話も、ちゃんと理解できていなかったと思える場面がいくつもありました。

なぜ、自分の学級は、なかなか次の段階へ進めないのか。

長谷川先生のお話をお聞きして、試していきたいことがいくつも発見できたのは、きっと私だけではなかったと思います。



また、授業の大切さも再確認できました。

知的で楽しい授業をするから、学級がまとまっていくこと。

長谷川先生のお話を聞いていて、よくわかりました。

私は、過去に学級がうまくいかなくなってしまった経験があります。

その時、講義のような授業を垂れ流していたのにもかかわらず、いざ運動会や音楽会等の行事となると、「みんなで協力しよう」と投げかけていました。

普段の授業で助け合える、協力し合える関係をつくっていないのにもかかわらず、ここぞとばかりに「協力を強制」したから上手くいかなくなってしまったのだと反省しました。



今回、長谷川先生に学級の5段階を教えていただき、自分の学級経営を見直すきっかけをもらえたことと思います。

教え方セミナーは終わってしまいますが、さらに、長谷川先生の実践を知りたい!という方は、ぜひ単独のセミナーにも参加してみて下さい。

なんと、すでに来週、愛知で長谷川先生が登壇されることが決まっています。

今後の予定を全て知りたいという方は、「TOSS最新講座」で検索してみて下さい。TOSSのセミナー一覧から、長谷川先生のセミナー開催日を知ることができます。

今回、教え方に参加していただいた方と、また一緒に勉強できる日を楽しみにしております。

5/15/2022

2022.5.15 第9回 志士舞教え方セミナー & 志士舞オンライン検定

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



3月からお届けしてきた志士舞メンバーによる教え方セミナー講座。

本日で9回目となり、最終日をむかえました。

最後の講座のテーマは、
「学級経営を成功させるための『ワザ』大公開」!

そもそも学級経営とは何なのか。

授業はもちろん、その他の時間に、具体的にどんなことをしたらよいのか。

今よりもっと学級の人間関係を深めるにはどうしたらよいのか。

メンバーの失敗談や成功体験を通してお伝えしていきました。


授業編では、英語の授業を例に、人間関係の深め方をご紹介しました。

話し合いのさせ方にも色々な種類があり、英語に限らず追試可能な内容でした。


日常編も、メンバーの実践をもとに解説されました。

ありがとうゲームやふれあい囲碁、係活動等、明日から実践してみたい内容ばかりでした。

こちらは、長谷川先生の学級通信本にも登場します。

詳しく知りたい方は、ぜひ、書籍も読んでみて下さい。


最後は、みなさまお待ちかねの長谷川先生の学級経営講座です。

今年も、長谷川先生は学級担任をしています。

現場の実践をリアルタイムで知ることができました。

その1つが、学級通信です。

周りの先生方が通信を出していない状況でも通信を出す。

子どもの利益を優先するお話に、勇気をもらえた参加者はたくさんいたのではないでしょうか。

また、小学校時代、学校へ来れなかった子が、長谷川先生の授業を楽しみに学校へ通うようになったお話。

学校生活のほとんどは授業です。

レクではなく、授業を楽しくする。

授業の大切さに、気付かせていただけました。

もっと、もっと、腕を上げて、授業で不登校の子ども達にアプローチできる教師になりたいですね。



教え方セミナーの後は、志士舞オンライン検定です。

セミナー終了後、すぐに検定が始まりました。

10名の先生方が、息つく間もなく、次々と授業をされる光景は圧巻でした。

検定者は、長谷川先生と群馬代表の松島博昭先生です。

授業はもちろんですが、お2人のコメントからたくさんの学びをいただけたことと思います。

その中で印象的だったのが、「子どもにどう見えるかが大事」という言葉です。

画質が悪かったり、せっかく画面に出ている先生の顔や体で、文字を隠してしまったりする場面がありました。

微差が大差という言葉にもあるように、画質への配慮も子ども達にとってわかりやすい授業ができるようになるために大切なのだと学ばせていただけました。

また、普段のフィジカル対応の授業も同じですが、授業の最初をそろえることやとりあえず発問をしてはいけないこと、余分な言葉を削ること等、たくさんの気付きをいただけた濃密な1時間10分でした。


さて、次回の教え方セミナーですが、これまでと違い長谷川先生が語って語って語り尽くす「ALL長谷川セミナー」です。

長谷川先生のお話を、1時間30分も聞けるセミナーです。

参加条件がありますが、ぜひ、たくさんの方に聞いていただきたいです。

2022.5.7 第8回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

毎週末に行ってきた教え方セミナーも、いよいよ終わりが近づいてきました。

今回のテーマは、「生徒指導」。

志士舞メンバーが、長谷川先生から学んだ生徒指導について、

語り尽くしました。


第2講座。

長谷川先生の生徒指導といえば、「積極的生徒指導」を知らない方はいないかと思います。

積極的生徒指導とは何なのか。

また、その逆で、消極的生徒指導とは何なのか。

具体的な事例をもとに、わかりやすく教えてくれました。

私自身、事が起こってから行う後者の生徒指導ばかりを続け、

失敗をしてきました。

長谷川先生から「積極的生徒指導」を学び、問題行動を予防する方法を行うことで、学級が少し落ち着いてきた経験があります。

書籍にもなっていますので、今回参加することが難しかった方には、ぜひご覧いただきたいです。


続いて、第5講座。

男性教員なら、多くの方が悩んだ経験があるのではないでしょうか。

「高学年女子、思春期中学生対応」です。

一度関係が難しくなってしまうと、修正することは難しいですよね。

そこで、授業や休み時間にできる関係構築のコツをご紹介しました。

授業の力量に関係なく、誰でもできる内容です。

今年、気難しい女子を担任している方。

思春期まっさかりの中学生との関係づくりで悩んでいる方。

少しでも参考になる内容をお伝えできたのなら幸いです。


最終講座。

長谷川先生は、担任はもちろん、生徒指導主事の目線からも生徒指導について語ってくれました。

まず、生徒指導主事。

年間計画を見て、学校の目指すべきゴールを確認すること。

指導体制を確立させるとともに、やったことを教員同士がお互いに評価できる仕組みをつくる。

それらの下に、担任の仕事がくることを教えてくれました。

私は、長谷川先生のお話を聞いて、学校が落ち着いているから、初任者の先生も安心して授業ができるのだと思いました。

今年、生徒指導主事という立場にいなくても、教えていただいた目線から学校、学年、子どもを見ると、今までと違った指導ができるのではないかと思います。

では、担任は何をしたらよいのか。

長谷川先生は、「子どもの居場所」をつくることを教えてくれました。

係や当番をつくる。

子どもを褒める等。

一人一人の居場所づくりを行うことの大切さがよくわかりました。


さあ、志士舞教え方セミナーも最終局面です。

次回は、メンバーが行う教え方のファイナルをむかえます。

最後のテーマは、「学級経営」です。

事務局の一人ですが、メンバーの1年間の実践はもちろん、長谷川先生の学級経営講座が今から楽しみにでなりません。

5/03/2022

2022.5.3 第7回志士舞教え方セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

ゴールデンウィークも志士舞教え方セミナーはノンストップです!

今日はたっぷり3時間半。

長谷川先生の講座を2本も聞くことができました。



午前のテーマは生徒指導、午後は授業と、現場の実践には欠かせない講座ばかりでした。

メンバーの講座は、合計16本!

生徒指導では、第七講座のトラブル対応術が印象に残った参加者も多いのではないでしょうか。

小学校(低学年)編では、実際に喧嘩が起こってしまった場面を実演して、その解決策について解説しました。

喧嘩をした2人の間に入り、どうしたらお互いを納得させられるか。

様々な状況を設定して教えてくれました。

中学校編は、隣の教室から教師と生徒の怒鳴り声が聞こえてきた場面です。

目の前の子どもに何を伝えるのか。

他の先生への応援はどうするのか。

ヒートアップしている教師と子どもへの対応等。

事が起これば、瞬時に対応しなければならない場面を、1つ1つ丁寧に解説してくれました。

このような事態を想定しておくからこそ、本番も落ち着いて行動することができるのだと思いました。


2本立ての長谷川先生の講座。

合わせておよそ1時間も、長谷川先生のお話を聞くことができました。

午前は、会場にいる参加者の質問にその場でこたえる形で始まりました。

掃除やLINEのトラブルについて、長谷川先生が1つ1つ対応を教えてくれました。

長谷川先生は、当番表を作らないと言います。

当番表がなくても動ける子ども達を育てる。

スキルだけでなく教育の思想までも教えていただけました。

さらには、現在勤めている学校の改革。

スキー合宿をなくし、キャンプに変える。

これも、長谷川先生の高い教育の思想があるから、変わっていくのだと思いました。



午後は、授業の型をつくること。

その上でオリジナリティーを出していく。

授業の上達論について話してくれました。

子どもの不適応行動を子どものSOSと捉える。

あくびした子を見て、「あくびさせてしまった」ととらえる感覚。

このお話を聞いて、「仕方ない」と思っていた自分がいないかとはっとさせられた参加者の先生もいたのではないでしょうか。

以前も長谷川先生は、大切なことは子どもが教えてくれると話していました。

どんな技術も、知っていても使えなければ意味がありません。

技術の根底にある高い教育の思想があってこそなのだと、午後のお話を聞いていて感じました。



ゴールデンウィークの教え方セミナーは、5月3日と7日の2日間です。

今回、残念ながら参加できなかったという方も、ぜひ7日の日にご参加いただきたいと思います。

次回のテーマも、なんと、生徒指導です。

長谷川先生の生徒指導。また続きが聞けると思うと楽しみでなりませんね。