みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。
第3回 谷・長谷川セミナーで、
谷先生と長谷川先生の授業を見せていただいた。
谷先生は、ごんぎつねのモチーフからクライマックスの検討へ。
子どもの発言に合わせて授業をすることを教えてくださった。
「見つからないように」と「そうっと」が同じ意味でありながら一文になっていた場面。
何となく読み飛ばしていた一文の中に、検討の余地がある。
この「見つからないように」は、なんと11カ所も隠れていた。
これをモチーフとするならば、クライマックスの見方も変わってくる。
クライマックスも、子どもがどんな意見を出すかによって展開を変えるのだという。
長谷川先生の授業も、子どもの意見をもとに授業を展開している。
中学読解スキルを扱った授業で、この物語を2つに分ける指示があった。
多くの先生が同じ個所を選んだ中、少数意見で別の個所を選んだ参加者がいた。
私の授業で子どもがこのような意見をあげたなら、「そういう考え方もあるよね」と流してしまったり、「先生の考えはこうです」と、押し付けてしまったに違いない。
しかし、長谷川先生は、少数派意見を待っていましたと言わんばかりに、次の指示「さらに2つに分けるとするならば」と、少数派の意見をあつかって活躍させた。
これが子どもだったら、自分の意見を認めてくれたと嬉しいに違いない。
長谷川先生の授業は、子どもを活躍させる。
4月に意見が出なかったのに、授業を受け続けるとたくさんの意見が言えるようになっていくのは、どんな意見も認めてくれる安心感からなのだと思った。
お二人の授業から学ばせていただいたことを、今日参加した多くの参加者の先生方とともに、現場の授業で少しでもいかせるようにする。
今回の学びも引き出しにしまい、ここぞというときに取り出し、子どもを活躍させたいですね!
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