8/23/2025

2025.8.23 中学JAPAN

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

今年の夏の学びの締めくくり。
中学JAPANセミナーが、開催されました。

前半は、各分科会に分かれて教科ごとの授業が行われました。
私が参加した国語分科会では、長谷川博之先生と渡辺大祐先生が、中学国語の先生方の授業にコメント・代案を示していきながら各講座が進んでいきました。

国語に特化した授業は、普段受けている授業よりも、より専門性の高い内容でした。
しかし、どの授業も、難しいことを子どもが理解できるように組み立てられていました。
そのままでも、子どもが楽しく勉強できると思いますが、長谷川先生の代案を聞いて、まだまだ改善の余地があるのだということを学べました。

長谷川先生が行った「魚と空」の詩。
サマーで行った授業を、解説を交えて行ってくれました。
解説が加わることで、発問の意図など見えていなかった世界を見ることができました。
解説を聞いて、言葉を根拠に考えることの大切さを感じました。
この教材に限らず、新たな視点をいただけたことで、2学期の授業の作り方も変わってくると思います。

後半は、全体会です。
高段者の先生方が、次々と授業を展開していくことで、時間を忘れて授業に引き込まれている自分に気が付きました。
参加した多くの先生方が実感したことと思います。

ここでもやはり印象に残ったのが、長谷川先生の授業です。
一般に行われている授業は、分かる授業、できる授業です。
しかし、長谷川先生の授業は、わからなさを実感し、もっと知りたい、学び続けたいと感じて終えられる内容になっていました。
国語の授業はもちろんですが、日本語の使い方を教える先生として、もっと言葉の使い方を意識していきたいと感じました。

これで、今年の夏の大きなセミナーは終わりとなります。
私の勤務校では来週から勤務が始まります。
2学期のスタートです。
夏に学んだことを活かして、一緒にセミナーに参加した先生方と共に、1学期よりも子供の成長を加速させていきたいです。

8/17/2025

2025.8.17 第17回 長谷川セミナーin島根

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。

第一講座のテーマは、積極的指導法。
長谷川先生は、最初に「どうしたら相手が動くのかをロジカルに考える、表現する」ことが大切だと教えてくれました。
学級目標や体育祭の指導、生活班の編成など、指導をするときにどのような言葉をかけるか。具体的な対応を教えてくれました。

参加者による授業には、たくさんの代案が示されました。
授業を止めて、または授業をしてもらいながら、合間合間に指導をしてくださったので、何をなおしたらよいのかをわかりやすく学ぶことができました。

第5講座の道徳授業は、日本人なら誰もが知っているキャラクターがもとになりました。
ここで詳しく伝えられませんが、気付いたら、授業に引き込まれていました。
キャラクターをつくった作者の思いに共感し、多くの参加者が感動したことと思います。
長谷川先生の道徳授業は、いつも人の心にうったえかけてきます。
毎週こんなにも心をひきつける授業が展開されたら、子どもたちの人生が変わっていくと思います。

最後は、不登校予防・対応について。
長谷川先生は、「効果のある不登校対応の整理」と題し、8つのポイントを示してくれました。多くの先生が、不登校の子どもへ直接アプローチをするのに対し、長谷川先生は違いました。子ども、学校の体制にアプローチする前の土台の部分が大切だということを学ばせていただきました。

次回は、8月23日(土)の中学JAPANセミナーです。
夏休み後半戦。最後の最後まで学びつくして、2学期に自信をもって子どもたちの前に立ちたいですね。

8/11/2025

2025.8.11 第5回 長谷川博之セミナーin富山

みなさま、こんばんは。
埼玉教育技術研究所です。

今年で5回目となる富山開催の長谷川セミナー。
『勉強が苦手な子・無気力な子・特別な配慮が必要な子、どんな子でも対応できる力を身につける!教師に必要な「対応力」を長谷川氏が教えます』をテーマに、長谷川先生が授業の対応について教えてくれました。

指定教材を使った模擬授業では、その場で多くの先生方が立候補して授業が行われました。
若手から中堅の先生が次々と授業をし、そこへ長谷川先生が代案を示していきました。
その場で苦手なところをなおしていただけるからこそ、立候補した先生方は具体的な学びを持ち帰ることができます。

代案を聞いていると、「自分の失敗」にも気付くことができます。
授業者はもちろんですが、聞いている先生方もたくさんの学びをいただけたことと思います。

後半に行った不登校対応の講座では、不登校の子どもへの対応を大きく3つのポイントに分けて教えてくれました。
その1つ、「自己肯定感の回復」で印象に残った言葉があります。
『自分のだめなところも受け止めてあげることができる』

私は、自己肯定感と聞くと、できなかったことをできるようにさせてあげることや褒めることがすぐに頭に浮かびました。
しかし、長谷川先生は、だめなところを受け止めることが大切なのだと教えてくれました。
このような視点をもって子ども達の前に立つことで、また違った対応ができるようになります。
富山まで来て勉強して、本当によかったです。

来週は島根で、長谷川先生のセミナーが開催されます。
夏休みの学びはまだまだ続きます。

2025.8.3~4 志士無双Ⅲ

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。

サマーセミナーの翌日から始まる志士無双Ⅲ。
2日間の合宿で、さらに学びを深めることができました。

今回は、参加者による模擬授業やレポート、授業技量検定が主な内容となりました。
この日に向けて準備してきた授業やレポートの数々に、先生方の学びへの意欲を感じました。
夏休みに、泊まり込みで、こんなにも熱く教育について語り合っているのは、日本全国をさがしても志士無双だけだと思いました。
長谷川先生のコメントも、いつも以上に熱が入っていました。
時間を気にせず、ひとりひとりに丁寧にコメントをされていました。
参加してくださった先生方にとって、普段のセミナー以上の学びがあったことは間違いありません。

もう一つ印象的だったのは、参加してくださった先生方の笑顔です。
教育について飲み語らう姿を見ていて、どの先生も合宿を楽しんでいるように見えました。

今年で3回目となる志士無双。
今回も参加してくださった先生方に喜んでいただくことができました。

次回開催はまだ未定ですが、すでに開催を望んでいる先生方が多くいると聞きます。

さあ、次に長谷川先生が登壇されるのは、公的研修を除くと富山です。
今から待ち遠しいですね!!

2025.8.2 サマーセミナー

みなさま、こんにちは。
埼玉教育技術研究所です。

夏の祭典、TOSSサマーセミナー。
今年のテーマは、教師の「教え方」改革-自己調整力を育てる「見取りと介入」-でした。

講座では、授業者に対する講師のコメントが、まさに「見取りと介入」でした。
今までは高段者の先生の授業を見ていて、自分で勉強したつもりになっていました。
しかし、腕の高い先生から見る授業のコツ、さらには改善点に気付くことはできませんでした。
講師の先生が見取り、その場で介入してポイントを示してくださったおかげで、例年以上に学びが多かったです。

とくに印象に残っている講座は、長谷川先生の討論の授業です。
たった10分間の限られた時間での討論。
短い時間の中で、長谷川先生学級の討論を再現していただけました。
討論をするための下準備から始まり、普段休み時間まで検討が続く終わりの部分までが、参加者のみなさまへ伝わったのだと思います。
さらに、谷先生が解説を加えてくださる時間があることで、教師が「選択」することが深い討論を行うポイントであることもよくわかりました。
最後に、「授業が終わっても、学びは終わらない」が、まさに長谷川先生学級の討論そのものだと感じました。

明日からは、志士舞合宿が始まります。
全国から集う先生方と、さらに学びを深めていきたいです。