埼玉教育技術研究所です。
長谷川先生と井戸先生のお2人が講師を務める、超・積極的指導法セミナー。
お2人が講師と聞いただけで、参加したくなるセミナーですよね。
テーマは、「魔の6月にやりたい授業」。
少し慣れ始めて素の部分が現れる5月に、上手に個や集団に対応し、
荒れの芽を摘むことができないと、学級の秩序が崩れていき、6月に大変な状況を迎えてしまいます。
6月が、魔の6月と言われる理由です。
では、そうならないためにどうしたらよいか。
そのための方法を、今回の講座で学ぶことができました。
講座1の授業対決では、予選を勝ち抜いた先生方の授業を見ることができました。
Zoomでもテンポよく進む展開、頭をフル回転させられる発問、わかりやすい指示など。
魔の6月に子ども達が熱中したり、落ちついて学習に取り組んだりすることができるヒントが満載でした。
井戸先生の講座では、個性豊かな子ども達が活躍するための秘訣を教えてくれました。
私は、過去に学級を荒らしてしまった際、支援が必要な子に対応できなかった経験があります。そのときの大きな失敗は、要支援の子どもを変えようとしてしまったことです。そこの子の特性を考えず、自分のやり方をおしつけてしまいました。
井戸先生の学級は、どの子も楽しそうに授業を受けたり、休み時間に遊んだりしていました。子どもを変えよう、変えようと頑張るのではなく、受け止めることの大切さを、多くの参加者に伝えてくれたのだと思いました。
長谷川先生の講座で、特に印象的だったのは、やはり授業です。
「目には青葉 山郭公 初鰹」
たった1つの俳句で、子ども達を熱中させ、しかも目立たない子も活躍させる。
長谷川先生の授業はいつも、全員尾子ども達を活躍させることができます。
大人でさえ答えたくて答えたくて仕方がない。
そんな発問ばかりです。
発問や指示の素晴らしさはもちろんですが、今回は対応についても教えてくれました。
同じ発問や指示でも、対応1つで授業が変わるということ。
例えば、見当違いの答えを言ってしまったとしても認められる。間違えても、「ナイスチャレンジ」と励ましてくれる。
教室で発表が苦手な子も、長谷川先生の授業、対応を受けているうちに自分の考えを発表できるようになってしまうのだと思いました。
セミナーを運営して下さった先生方。
授業を見せてくれた参加者の方々。
講師の井戸先生、長谷川先生。
第8回もたくさんの学びをいただけました。
すでに来年度の開催も決定しています。
一年後が、今から楽しみですね。