1/09/2022

2022.1.8~1.9 TOSS冬合宿

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。


TOSS、冬の最大のイベント「TOSS冬合宿」が行われました。

8日~9日の2日間。

多くの驚きや感動をいただける講座群。

全国のTOSSサークルメンバーとつながれるブレスト。

この醍醐味は、合宿でしか味わえません。


1日目の目玉は、なんといっても長谷川博之先生の授業でしょう。

第5講座『TOSSの最先端授業者が提案する「向山型で情報活用能力育成」The授業』。

長谷川先生は、今まで誰も示したことのないまったく新しい形で授業を提案されました。

一人一台端末を活用した討論の授業です。

テーマは、「EVはエコか」です。

EVとは電気自動車のことです。

テレビのニュースやインターネットでは、「EV」と検索すれば多くの情報に触れることができます。

しかし、その情報が本当なのか。

テレビでEVはCO²を排出しないからエコだという多くの情報を耳にしますが、テレビだけしか見ていなかったらそれを疑うことはできません。

未来の情報化社会を生きる子ども達のために、正しい情報の選択方法も教えていかなければなりません。

そのためには、当然、教師自身の情報活用能力も必要です。

講座を受けることで、まったく新しい形の授業を学ぶことができました。

その上、長谷川先生はあえて複雑なICT機器を使わず、誰でも使える形で示してくれました。

今回の授業形態が、数年後には多くの教室で、当たり前のように行われている日がくるのかもしれない。

そう考えるとワクワクしますね。

同時に、その最初の一歩を切り開いた長谷川先生の提案が、日本の教育界にとって大きな価値があったことと思います。


その後、会議や分科会を終えブレストに突入。

私は埼玉部屋で参加していましたが、Zoomで他県とつながることができました。

直接会って話すことは叶いませんが、ボタンを押せば他の都道府県の先生方と話ができることも、新鮮な感覚でした。


2日目は代表の谷和樹先生の講座はもちろん、これからのTOSSを担う若手の先生方の授業を受けることができました。

学びたいこと、自身の課題によって見る視点は様々ですが、私は授業の組立が一番勉強になりました。

授業の山場をどこにもってくるか。

そのための布石をどこで投入するか。

塩谷先生は、最初にドローンを跳ばすという、誰もが惹きつけられる導入をされました。

このドローンが、その後の展開で登場し、山場で大きく盛り上がりました。

参加者の反応を見ていると、様々な布石が効いていることがよくわかりました。


多くの先生方は、11日(火)が3学期始まりだと思います。

学んだことを早速、現場の子ども達に生かすべく、今から授業の準備をしておきたいですね。

来週、長谷川先生は、15日(土)に行われる大阪の特別支援セミナーに登壇されます。

終わったばかりですが、次のセミナーが待ち遠しいですね。

1/08/2022

2022.1.4 長谷川博之が語る・自分史上最高の学級経営&第5回志士舞授業技量検定セミナー

みなさま。

明けましておめでとうございます。

埼玉教育技術研究所の野口です。



4日、火曜日。

お正月気分も一気に吹き飛ぶ学びの場。

長谷川博之先生の学級経営セミナーが行われました。

長谷川先生は毎週のようにセミナーに登壇されていますが、「学級経営」にしぼってたくさん語られるセミナーは、この時しかありません。

しかも、長谷川先生は今年担任をされています。

最新の実践を山ほどお聞きすることができました。

とくに、第3講座で語られた「2学期までの学級経営」。

長谷川先生が常日頃からお話されている「日常生活を大切にすること」が、よくわかりました。

日々の指導の積み重ねが、1人1人の成長へとつながること。

3学期の学級経営に生かせるお話をたくさんお聞きすることができました。



午後は、授業技量検定セミナーです。

検定者は、長谷川先生とTOSS群馬の代表を務める松島博昭先生です。

お2人が検定者席につくと、会場の雰囲気は一気に検定モード。

緊張がはしります。

受験者の先生方が、会場前方で発問・指示の確認。

授業の最終確認です。

私も受験者の1人として、この場に立たせていただきました。

つくった発問と指示を何度も、何度も繰り返し頭の中で話します。

本番も何とか用意した発問と指示で授業することができました。

年明けから検定を受ける参加者のみなさまと学びをともにすることができました。

きっと、受験された先生方も、充実した気持ちで1年のスタートを切ることができたのではないかと思います。


さあ、次回は、TOSS冬合宿2022です。

冬休み最大のイベントに、長谷川先生が登壇されます。

どんな授業が見れるのか。

今から楽しみですね!




12/30/2021

2021.12.29 長谷川・小嶋 Wセミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



冬休み第二弾!

長谷川先生と特別支援教育のスペシャリスト・小嶋先生がW登壇されるセミナーが行われました。

毎年年末の恒例ともなっているセミナーです。

リピーターはもちろん、新規参加者を含め、なんと
200名もの参加者が集まりました!

年末の忙しい時期です。

しかし、お家でゆっくりと考える方も多いこの時期だからこそ、学びにくることに価値があるのだと思います。

学ぶ意欲に燃えた参加者と長谷川先生・小嶋先生がつくり出す学びの空間に、セミナーは終始大盛り上がりでした。



第一講座。

TOSS副代表のお二人が語る仕事術は圧巻の内容でした。

膨大な仕事の量を、毎日のように行われる会議に加え、週末にはセミナーもこなしながら、日々笑顔で過ごされている。

お二人の仕事があって、私たちは学ぶ機会をいただけることに感謝の気持ちが湧いてきました。



続いて、小嶋先生と長谷川先生の学級経営の秘訣が語られました。

お二人の学級経営は、すでに異次元の世界です。

どこの学級にでもいる「やんちゃ」と呼ばれる児童・生徒はいて当たり前。

想像を絶する環境を経て出会った子ども達とのやり取りを聞いていると、自分の目の前にいる子どもが何とも可愛く見えてきたのは、私だけではなかったはずです。

きっと、多くの参加者が、3学期にあれをやりたい、これをやりたいと、具体的にイメージをふくらませながら、お二人のお話を聞いていたことと思います。

私も、やんちゃなあの子には、この支援をしてあげたい。

寡黙なあの子には、休み明けにこんな話をしてあげよう。

お二人の話を聞いていると、次々とアイデアが浮かんできました。



次に行われた授業の講座。

お二人の授業はまさに「高段の芸」!

そっくりそのまま追試することは不可能です。

しかし、自分の授業を改善するポイントを学ぶことは可能です。

例えば、子供が熱中するのはどんな発問なのか。

子役の発言、発表のさばき方。

などなど。

見る視点を絞っていけば、自分の授業を改善する秘訣を学ぶことができると思います。

会場の参加者のみなさまがペンを走らせる姿に、私も学ぶ意欲、熱をいただけました。



冬休みに入って数日たちますが、こうして長谷川先生のセミナーに参加し続けることで、学びの熱を絶やさずにいられます。



次回、第3回は年明けです。

また、多くの参加者のみなさまと出会い、学びを共有できることを楽しみにしております。

それではみなさま、良いお年をお過ごし下さい。

12/26/2021

2021.12.26 中学JAPANセミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。

TOSS中学最前線の実践が聞ける!

中学JAPANセミナーが、先程終幕しました。

高段者の先生方の授業を体感できる年に1度のセミナーは、ZOOM参加者を含め大いに盛り上がりました。



国語分科会においては、長谷川博之先生がいくつかの俳句をあつかって授業をされました。

第一発問。たった一つの発問で、脳がフル回転しました。

子役の先生から意見が出されるたびに、俳句の情景が次々と浮かんできたのです。

長谷川先生の授業では、ほとんど説明がありません。

子供から出された意見で、授業が進んでいきます。

無駄のない発問と指示。

その1つ1つが学びでした。



全体会も目が離せない展開が続きます。

染谷先生、井上先生、谷先生、長谷川先生、向山先生。

超豪華講師陣による講座を受けることができました。

気づけば講座が終わっていたと感じるくらい、あっという間に時間が過ぎていきました。

全体会においても、長谷川先生の授業がとても印象に残ったという参加者も多かったと思います。

百人一首、万葉集等、古くから使われている教材から始まり、向山先生のいろはうたの授業へつながる。

この部分が布石となり、最後の場面で感動的な展開が待ち受けていました。

いくつも出てきた授業のパーツが、最後の最後で組み合わさる感動的な授業でした。

言葉では伝えきれない感動を、参加した多くの先生方と共有できました。



中学JAPANは、冬季休業最初のセミナーです。

これからも長谷川先生が登壇せれるセミナーは、まだまだ続きます。

なんと、次回は明日27日(月)に行われる「第1回 志士舞オンライン授業技量検定セミナー

」です。

受験者の授業に対して、長谷川先生がどんなコメントをされるのか。また、どんな代案がとび出すのか。今から楽しみですね。

12/11/2021

2021.12.11 思春期生徒の心をつかむ!第13回TOSS埼玉セミナー

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



年に1度のこの日がやってきました。

埼玉県が誇る有段者の講師が一堂に集う、TOSS埼玉セミナー!!

TOSS埼玉代表の木村重夫先生、日本一の理科教師の小森栄治先生、困難校を授業で立て直す長谷川博之先生。

お一人お一人が、単独のセミナーを行う技量をもった講師の先生です。

参加者は100名を超え、先程大盛況で幕を閉じました。



木村重夫先生の算数の授業では、「ノートがきれいに書けると生活が落ち着く」ことに衝撃を受けました。担任している子ども達のノートを思い返すと、やんちゃな子の顔が浮かんできました。

具体的な方法については、セミナーに参加された方にしかわからないと思います。この機会を逃してしまった先生方にも、ぜひ知っていただきたい内容でした。

さらに、2年生の算数の授業を、教科書を使って実際にやって見せてくれました。

「自分だったらどう授業するか」と聞いたときに思い浮かんだ指導は、木村先生の授業内容に比べて雑で、子どもを落ちこぼしてしまう指導であったと反省しました。2年生という学年を考え、わからない子を生まない指導の丁寧さを学んだ参加者も多かったと思います。



続いて小森栄治先生の授業。「理科は感動だ」の意味が、これでもかと分かる、伝わる授業内容でした。

「ヘッドアースモデル」という太陽と月の位置や方角、月の満ち欠けや日食、月食までわかってしまう授業の方法を示してくれました。

太陽が東から昇るように見える仕組み。

月の満ち欠けの理由。

日食と月食が見える訳。

今まで暗記させられてきた内容が、実験を通して楽しく学べました。

こんなにも楽しい授業を受けられる子ども達は幸せだと思います。

こんなにも驚きや新しい発見がある授業を受けられる子ども達の教室は、いつも明るく、いじめや荒れなど起こりえない環境になるのだと、授業の大切さが身に染みてわかる講座でした。



最後にご紹介するのは、長谷川先生の講座です。

どの講座も紹介したいのですが、1つ選ぶとするなら、本日のテーマになっていた「思春期生徒の心をつかむ」内容です。

長谷川先生は、「思わず笑ってしまう対応」(文責:野口)を教えてくれました。

例えば、給食指導。

ここあげパンが出たとき、長谷川学級ではこんなにも楽しいひと時がクラス全員で共有されるのかと、驚きました。

続いて、帰りのホームルームでの対応。

長谷川先生のたった一言で、学級全員が笑顔になり、明るく楽しい気持ちを共有できる姿がイメージできました。

他にも、子どもの流行りの一言への瞬時の対応。

対応の引き出しの量はもちろんですが、それを瞬時に引き出せる長谷川先生の対応力に、憧れました。

子どもを笑顔にできる教師になりたい!

明るく楽しい気持ちで1日を終わりにさせられる教師になりたい!

と考えた参加者は、たくさんいたことと思います。


明日は、日本教育技術学会に長谷川先生が登壇されます。

年に1度の学会です。

普段のセミナーとは違ったお話が聞けることと思います。

今から楽しみですね!!

11/23/2021

2021.11.23 長谷川博之氏セミナーin群馬2021

みなさま、こんばんは。

埼玉教育技術研究所です。



北海道の長谷川先生単独セミナーの感動も冷めぬうちに、今日は群馬のセミナーに長谷川先生が登壇されました。

授業、学級経営、語り、行事指導などなど。

盛り沢山の内容の講座群に、参加者も大満足の1日だったことと思います。



第1講座。

「安西冬衛・春」のあれども見えずを問う発問。

「ごんぎつね」の視点の移動。

「大きなかぶ」の二等分する発問。

「寝ていても団扇が動く親心」の授業では、たくさんの意見を引き出したあとの、授業を収束させていく発問・指示。

主体的で深い学びが実現する授業のオンパレードでした。



今年、長谷川先生は担任をもっています。

その後の講座では、子どもの事実をいくつも示していただきました。

しかも、その事実が生まれる過程。

そのための事前の組み立て。

事実の裏側をいくつも、学ぶことができました。

私も参加者の一人として、常に目が離せない展開でした。



長谷川先生が担任となれば、多くの人が「聞きたい!」と思ったのではないでしょうか。

そう、これまでも、たくさんの感動をいただいた「行事指導」です。

クラス一丸となった体育祭の大縄跳び。

涙を超えた全員本気の合唱。

誰もがその実践に憧れました。

その最新実践を聞けるとなれば、期待も高まります。



今年の体育祭の指導とコロナ過の合唱について、今回のセミナーが初のお披露目となりました。

その驚きを感動は、言葉だけでは語りつくせません。

この機を逃してしまった方がいましたら、ぜひ、次の長谷川先生のセミナーに参加することをお薦めします。



群馬セミナーだから聞けたお話もあります。

それは、事務局長の松島先生が、「ドラマが起き続ける長谷川学級の秘密」について、怒涛の質問を続けた講座です。

感動の行事の裏側に、どのような指導があったのか。

なぜ、大変だと言われたあの子が変わったのか。

などなど、書籍を読むだけではわからない部分まで切り込んで、長谷川先生が答えていく。

松島先生が掘り下げて下さったおかげで、私達参加者はたくさんの学びを持ち帰ることができました。



長谷川先生のセミナーは、いつも勇気と感動をいただけます。

心に火を灯して下さいます。

明日からの勤務。

多くの参加者が、学びを熱をそのままに勤務校へ迎えるのではないでしょうか。

11/20/2021

2021.11.20 長谷川博之セミナー北海道@zoom

みなさま、こんにちは。

埼玉教育技術研究所です。

北海道で行われた長谷川先生単独のセミナー。

今年は長谷川先生の日常に焦点を当てた講座群です。



今まで以上に深く、長谷川先生の授業や学級経営について学ぶことができました。

子どもの事実の数々に、第1講座から感動の連続でした。

とくに、R男の変容には、多くの参加者がジーンときたのではないでしょうか。



続いて行われた学級経営講座では、行事指導の肝を教えていただけました。

行事の本番に力を注ぐのではないこと。

プロセスこそ大事だということ。

長谷川先生が育てた学級が、なぜ急成長し、感動の解散までたどり着くことができるのか。

その一端を知ることができたのではないでしょうか。

私は過去に、運動会や音楽会当日がゴールだという意識で行事指導を行ってきました。行事後に学級が後退してしまうこともありました。

長谷川先生の行事指導の具体的な場面、語りを聞くことで、多くの参加者が、行事指導のヒントをもらえたことと思います。



積極的生徒指導の講座では、4階建て理論について深堀して話してくれました。

すぐに使える技術ばかりでは、本当に動かしたい子どもの心が動かせないこと。

授業の発問や指示だけでは、子どもが変容しないこと。

サマーセミナーで示していた内容をさらに詳しく教えていただけました。

話を聞きながら、自分の実践を振り返り、反省点がいくつも浮かんできました。

きっと、参加された先生方も、自分のクラスの子どもの顔が浮かんできたのではないかと思います。



長谷川先生のお話を聞くと、勇気づけられることはもちろんですが、今のままでよいと思っていたことが実は間違っていることにも気付かされます。

行事指導の真っただ中だという先生も多いと思います。

今日も、たくんさんの参加者の心に火を灯していただきました。

大変な現場で疲弊されている先生。

特定のあの子と上手くいっていない先生。

長谷川先生のセミナーに参加して、きっと多くの先生方が、「来週も頑張ろう」と思えたことと思います。


明日、長谷川先生は郵便セミナーにも登壇されます。

来週火曜日には、群馬の単独セミナーもあります。

本日参加された先生方と一緒に、また長谷川先生のセミナーで学べたら嬉しいです。